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背景が透けるシェーダー

シャドウをレンダリグするときに使う siShadowMatte を使って、自身とその後ろのサーフェスが透けて背景がみえる効果を作ってみます。

  1. ShadowMatte1_1b.png ここでは手前の球のaiStandardSurface1のカラーを透過させて(カラーにはピンク~オレンジのマーブル、市松模様のヌケ)手順をご紹介します。 背景にはnoIconを貼っています。
    ShadowMatte1_1a.png

  2. Arnold > Shader > aiShadowMatte を取得して、Emission > Color に接続します。
    このアトリビュートは発光しているような効果を作りますが、ここではライティングを無視した色を設定するためにこのアトリビュートを使用しています。 透明度を持たないオブジェクトの場合は Matte > Matte Color を使ってもよいでしょう。
    ShadowMatte1_4a.png

  3. ShadowMatte1_2b.png Emission > Color を有効にするために Emission > weight = 1 とします。 更に Base > Weigt = 0 とします。
    ピンク~オレンジのマーブルで現れていたサーフェスとその後ろにあるすべてのサーフェスがヌケて、背景がみえるようになりました。
    ShadowMatte1_2a.png

  4. 既定の設定ではシーンのバックグラウンドが表示されますが、aiShadowMatte > Background > Background で background_color とするとバックグラウンドの色を設定することもできます。

    scene_background
    ShadowMatte1_3b0.png

    ShadowMatte1_2a.png

    background_color
    ShadowMatte1_3b1.png

    ShadowMatte1_3a.png

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