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Render Setupでのフェース単位のマテリアルオーバーライド

Maya 2016 Extention2以降のバージョンでサポートされている「レンダリングの設定(Render Setup)」では「旧式レンダーレイヤー」でのフェース単位のマテリアルのオーバーライドはできません。あらかじめ目的のフェースにマテリアルを設定しておき、このマテリアルに対してシェーダーオーバーライドをおこないます。

ここでは下記の図の水色のマテリアルをオーバーライドでピンクにする手順でご説明いたします。

Maya_Override2_0a.png Maya_Override2_1c.png
  1. 1つ目のコレクションのコレクションフィルタを「トランスフォーム」として必要なオブジェクトを登録します。
  2. 同じレイヤにもう一つコレクションを追加し、このコレクションフィルタは「シェーダ」として、水色のマテリアルを追加します。
  3. このコレクションの「オーバーライドを追加」の部分にアトリビュートエディタからオーバーライドしたいアトリビュート(ここではColor)をドラッグして追加します。
    Maya_Override2_1a.png
  4. 絶対オーバーライドで新しいカラーを設定します。
    Maya_Override2_1b.png

 

Maya_Override2_2a.png しかしこの方法で黄色のマテリアルをオーバーライドすると、このレイヤー内で黄色のマテリアルが全てオーバーライドされてしまいます。

オーバーライドしたいマテリアルを共有しているのが他のオブジェクトの場合は、レイヤを分けてレンダリング後に合成します。
同一オブジェクト上で黄色のマテリアルを使用している部分が複数存在していてその一部だけをオーバーライドしたい場合は、あらかじめオーバーライドしたい部分の黄色だけはユニークなマテリアルとしておく必要があります。

Maya_Override2_3a.png
Maya_Override2_3b.png
+ Maya_Override2_4a.png
Maya_Override2_4b.png
= Maya_Override2_5.png

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