Substance 3D Designerでは、3Dシーンを読み込んでマテリアルをコンテキスト内で編集することができます。対応フォーマットの一覧や各形式でサポートされている機能については、元ページに記載があります。
コンテキスト内で作業する際は、シーンの任意のマテリアルをオーバーライドし、Designerで作成したマテリアルやシーンのマテリアルから抽出したものと置き換えます。
作業が終わったら、その3Dシーンを別ファイルとしてエクスポートし、他のアプリで読み込むことが可能です。
なおUSD形式でエクスポートすると、変更や追加した部分だけが出力される、非破壊的なワークフローが可能です。
3Dシーンの構成要素
3Dシーンを読み込むと、Designerは内部で独自のシーン構造(USDベース)を作成します。以下の要素に対して操作可能です:
マテリアル:すべてのマテリアルがコピーされ、それをオーバーライド可能。Substanceグラフによる編集やプロパティ調整ができます。
メッシュ:ビューポートまたはシーンブラウザで選択し、マテリアルのオーバーライドやリセット、Substanceグラフへの抽出アクションにアクセスできます。
ライト:シーン内のライトはシーンブラウザからオン/オフを切り替え可能。
カメラ:シーン内に含まれるカメラは、Designerのプリセットとして追加されます。
USDの各プリム(geometry, material, shader, camera など)は、シーンブラウザでアイコン付きで表示されます。カスタムシーンを扱う際は、シーンブラウザを表示しておくことが推奨されます。
シーンの読み込み方法
3D View にシーンを読み込む方法は以下の4通り:
パッケージ内の3Dシーンリソースをダブルクリック/ドラッグ&ドロップ
Library から3Dシーンアイテムをドラッグ&ドロップ(自作コンテンツの場合)
ファイルブラウザから3Dシーンファイルをドラッグ&ドロップ
シーンステートファイル(.sbsscn)を使用して読み込み(関連メッシュとともに)
※方法①と④は、前回の作業状態を完全に再現可能です。それ以外の方法ではフラットに読み込まれます。
Designer は、シーン内にすでに存在する環境やカメラとは別に、独自の環境(USD 上の DomeLight)およびカメラを常に作成します。
Designer によって作成された項目は、シーンブラウザ内でラベルが太字(bold)で表示されます。
注意:
読み込まれたシーンに1つ以上の環境(DomeLight)が含まれている場合、Designer によって作成される環境は、デフォルトで無効化されます。これは、シーン側の環境ライティングに干渉しないようにするためです。
シーンステートファイル
3D View 内でマテリアル、カメラ、ライトなどを設定した後、その状態をシーンステートファイル(.sbsscn)として保存することができます。このファイルは後から読み込むことで、その時点の状態を再現できます。
たとえば、異なる種類のマテリアルをプレビューするために、いくつかのシーン設定や特定のライティング環境を作成しておきたい場合に便利です。
シーンステートファイルの読み込み
保存したシーンステートファイルは、3D View のデフォルト状態として使用することも可能です。
この設定を行うと、新しく 3D View を作成するたびに、その保存済み状態が自動的に反映されるようになります。
たとえば、デフォルトで「Sphere 2-Tiles メッシュ」を使用し、タイリング値が2、特定の環境マップが適用された状態でマテリアルをプレビューしたい場合に非常に有効です。
操作方法
シーンステートファイルに関連する操作は、3D View の「Scene」メニューにあります。
具体的な操作方法については、該当ドキュメントに記載されています。
ファイル形式と設定
シーンステートファイルは XML 形式で保存されます。
また、プロジェクト設定で定義されたエイリアス(alias)が存在する場合、それを使用してファイル内で参照されます。
注意:
レンダラーの設定は、シーンステートファイル(.sbsscn)には保存されません。