ミラクルノード Flood Fillを活用しましょう!
Substance DesignerでHeightmap作成時に下記のようなすべてが平らなマップのまま放置しておくことは、大きな悲劇を生みます。
全てがフラットだとどうしても嘘くさくなってしまいますね。
そんな時に使用できるのがミラクルエフェクトノード「Flood Fill」です。
- 単純なタイルテクスチャに多くのバリエーションを追加できる高度なエフェクトノード
- 単独で使用するのではなく、代わりに、他のFlood Fill 効果の出発点となる
- より動的に最適化され、破壊の少ないワークフローが可能
ただ、Flood Fillに入力するには下記を注意してください。
- すべてのタイルがすべてのピクセルに対して完全な黒(0,0,0)の境界線で分断されていること
- バイナリマップ(黒/白のみ、グレースケールなし)であること
完全な黒で分断され、黒白2値化されたマップをFlood Fillに接続します。
Flood Fillの出力をFlood Fill To Gradientに接続し、Angle Variationの値を上げます。
下記のようにタイルごとに傾斜のあるグレイスケール値を持たせることができました。
それをフラットなHeightmapとMinでブレンドすることで、下記のようにタイルに多くの変化を持たせることが可能になります。
また、斜めに傾けることでHeigh Blendでブレンドした時に複雑にみえるエフェクトも簡単に作成することができます。