通常オーバーライドは目的のアトリビュートの上で[RMB]して「可視レイヤの絶対オーバーライドを作成」で行いますが、イメージフォーマット上で[RMB]としてもこれが表示されません。
このため他の方法で行う必要があります。
●スクリプトで行う
- オーバーライドしたいレンダーレイヤを可視に変更します。
- スクリプトエディタのPythonのタブで以下を実行します。以下のPythonスクリプトを実行します。
import maya.app.renderSetup.views.overrideUtils as utils utils.createAbsoluteOverride('defaultArnoldDriver', 'aiTranslator')
- レンダー設定でこのレンダーレイヤのイメージフォーマットを指定します。
●手動で行う
- ※準備※
-
レンダー設定 > ファイル出力 のうち右図でピンクで囲まれたアトリビュートの何れかを変更し、ログのうち下図で選択中の部分、または下記をコピーします。(必要に応じてこのアトリビュートの値は戻しておきます)
defaultArnoldDriver
- アウトライナ > ディスプレイ > DAG オブジェクトのみ=OFF とした状態で、フィルターにdefaultArnoldDriverと入力して、表示されたドライバを選択します。
- ウィンドウ > 一般エディタ > 接続エディタ を実行し、表示された中から aiTranslator を選択しておきます。
- ※オーバーライド※
- オーバーライドしたいレンダーレイヤを可視として、[RMB] > コレクションを作成 します。
- 新たにできたコレクションに以下の設定を施します。
コレクション フィルタ カスタム タイプ アウトライナから[MMB]でdefaultArnoldDriverをドラッグ&ドロップ、または aiAOVDriver と入力 含める 「*」と入力 - コレクションの上で [RMB] > 絶対オーバーライドを作成 を実行します。
- できた絶対オーバーライドを選択して表示し、接続エディタから aiTranslator をタイプアトリビュートに[MMB]でドラッグ&ドロップ、または aiTranslator と入力して、[作成]ボタンをクリックします。
- レンダー設定でこのレンダーレイヤのイメージフォーマットを指定します。