Shotgun のデータベース構造の基本的な部分について
Shot と Task の関連から見てみます。
まず各項目の名称と役割です。
Shot/Asset/Tasks などの管理するグループのことを Entity(エンティティ)といいます。
Excelで例えると管理項目ごとにシートが分かれているイメージです。
Field(フィールド) はExcelでいうところの列です。
Excel同様に、自由にFieldの追加ができます。List形式やText形式、CheckBox、File/Link
などのFieldが作成できます。
PiplineStep(パイプラインステップ) は作業工程となります。
ここにTaskを依頼している担当者やスケジュールの情報が入っています。
各エンティティごとに、使用するPipelineStepを設定し、
各プロジェクトごとに使用するしないを設定できます。
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特徴その①
PipelineStepの情報はTaskページに反映する
(TaskページのField情報がPipelineStepに表示されている)
Shotgunの大きな特徴として、Shotページの中のPiplineStepの中の情報が、
Taskページでガントチャートとして出てくるということが言えます。
また担当者、スケジュール、ステータス等について、
どこかのページで変更を加えると全部のページで反映していることが分かります。
これはデータベース構造の特徴といえます。
特徴その②
Shot以外の,AssetなどのPipelineStepの情報もTaskページに集約される
Assetページを見てみますと、AssetもShot同様にPiplineStepがあり、
その情報がTaskに反映され、ガントチャートで表示されます。
TaskページではShotとAssetの表示をFilterで切り替えます。
特徴その③
Shot,Asset以外にも、独自にエンティティを追加できる
ShotgunではShot(カット管理)、Asset(モデル管理)以外に
Efffect、UIといった任意の管理項目を増やすことができます。
管理する部署が異なったり、管理する物量を整理するために
別のエンティティを作成することができ、
さらにそれぞれの関連付けをすることができます。
この場合も、ガントチャートはTaskエンティティに集約されます。
また、各エンティティ間を階層構造にすることもできます。
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Excelで言い換えると
・シートや列を任意に増やす
・シート間をリンクで関連付ける
というようなことができます。
さらにShotgunでは、
・セルにデータを貼り付ける
・シートを複製して、自由なレイアウトを作る
・シート単位、列単位に閲覧制限をかけることができる
・セル単位の変更ログを確認する
などのことが可能です。
よって、Shotgunを最初に導入する手順として、
現在Excelなどのスプレッドシートで管理している項目を、
Shotgunに置き換えていくことが、Shotgunの構造を
理解するのに役立ちます。
Shotgunは多機能で、覚えることが多いと思われがちですが、
Shotgunのデータベース構造を理解して、データの影響範囲を
理解すれば、Excelで何かの管理シートを作成するイメージで
自由にカスタマイズしていけます。
Shotgunのデータベース構造についての理解について
詳細はこちらの一覧からご確認ください。
Shotgunの構造を理解するには