ShotgunのFiedのタイプに”Multi-Entity” と ”Entity” というものがあります。
これはShotgunでエンティティ間のリンクを行う上で、
とても重要な(便利な)Fieldとなります。
これらの”Multi-Entity” と ”Entity”は任意に設定をするとができます。
Multi-Entityは、Shotgunのデフォルト設定でいうと
・ShotエンティティのAssetフィールド
・AssetエンティティのShotフィールド
になります。この関係は、お互いがMulti-Entityでつながっています。
これは、データの階層構造は持たずに、並列にリンクを持たせる関係です。
(例)
Shot側から見たデータ
Shot001で使用されるモデル(Asset)→ CH01,CH03,CH04
モデル(Asset)側から見たデータ
CH01が使用されるShot → Cut001,Cut002,Cut010
というようにMulti-Entityでつながっていると、
両方に複数のリンクを貼ることができます。
管理項目をShotやAssetの別々のエンティティで分けていても
相互にデータをリンクして、ステータスマークを表示することができるので、
関連先から、関連元の進捗が分かりやすくなります。
これはShotgunの機能の大きな特徴です。
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一方、Entityの場合は、リンクを一つしか持てません。
デフォルトの設定だと、
SequenceエンティティでのShotフィールド
→Multi-Entity
ShotフィールドのSequenceエンティティ
→Entity
となります。
Sequence側から見たデータ
Sequence01で使用されるShot Cut001,Cut002,Cut003
Shot側から見たデータ
Cut001が所属しているSequence Sequence01(のみ)
ということになります。
Sequenceは情報として、複数のShotのリンクを持てますが(Multi-Entity)
Shotは親となる上の階層となるSequenceのリンクは1つしか持てません(Entity)
新しく階層を作る場合の参考はこちらです。
エピソード単位でのプロジェクト管理
新しく、EntityタイプのFieldを作成する場合は、下になる階層でFieldの作成を行い、
"Entity"のタイプで上のエンティティを指定するとうまくいきます。
■参考
新しいエンティティでタスクを管理したい(Custom Entity)
ShotとAssetの情報をリンクさせる
Entity,Multi-Entity タイプのField削除について