HDA にパラメータを設定するとき、基本的には HDA の内部ノードネットワークからコピーするか、 自分で作るかになります。いずれにせよ、Operator Type Properties ウィンドウの Parameters タブでこれらを制御します。
最低限の機能だけを持つ HDA を作るなら必要なパラメータを公開するだけで済みますが、複数の機能を持つ HDA を作るとなると、たくさんのパラメータをまとめたり簡潔な UI を保つのが難しくなります。
そのとき、ウィンドウにある Interface Options が役に立ちます。
Invisible
デフォルトでは無効になっていますが、有効にすることで Existing Parameters から表示を消すことができます。もちろん表示を消されたパラメータは HDA のパラメータにも表示されません。
表示を消されたパラメータはもう一度 Invisible を無効にするか、Existing Parameters 上部にある Show Invisible Parameters を有効にすることで表示(Existing Parameters 内でだけ)できるようになります。
あくまで表示を消されただけでパラメータそのものは消えていないため、後述の Disable When / Hide When などでその値を参照することはできます。
Horizontally Join to Next Parameter
有効にしたパラメータとその次のパラメータを HDA パラメータ内で水平に表示します。Disable When / Hide When と トグルノードなどと合わせて、パラメータを制御できます。
Show Parm In
HDA のパラメータを確認できる場所は一か所ではなく、それぞれに何を表示させるか、もしくは表示させないかを指定できます。
Main Dialog Only
パラメータエディタにのみパラメータを表示します。
Main & Tool Dialogs
パラメータエディタとビューア内のフローティングパラメータエディタ(ビューポート内で Enter+P 入力)にパラメータを表示します。
Main & Tool Dialogs + Toolbox
パラメータエディタとノードがアクティブになった時のビューアの上部のオペレータツールバーとビューア内のフローティングパラメータエディタにパラメータを表示します。
エディタに表示するパラメータはそれ時点で絞られた数ですが、さらに少なく必要最低限のみをツールボックスに表示するなどもできます。
Disable When
条件式が True の場合、設定されたパラメータが無効になります。False になるとまた有効になります。
条件として比較できるのは同じ HDA に定義されている他のパラメータのみです。そうでない値を使いたい場合は、一旦その値を HDA パラメータに設定し、それを Invisible オプションで非表示にするなどして隠れたパラメータにしておく必要があります。
条件式には後述の構文があります。
Hide When
条件式が True の場合、設定されたパラメータが非表示になります。False になるとまた表示されます。
それ以外は Disable When と同じです。
Disable When / Hide When の構文
{ parm_name [operator] value ...} ...
一つ以上の比較を持つ、一つ以上の {} から成ります。
例えば Toggle と Float を用意し、Float 側の Disable When に条件式を追加すると、
Toggle がオフ(toggle == 0)のとき Float が無効になります。
複数の条件を設けたい場合は、
{} 内に複数の比較式を含むとそれらすべてが True の時のみ条件式が True になり、
{} が複数設定されている場合はいずれか一つが True になれば条件式が True になります。
Callback Script
このスクリプトが設定されたパラメータの値が変更されたとき、このスクリプトが実行されます。
右端にあるアイコンから、使用する言語を HScript に変更することもできます。