■概要
Autodesk製品のライセンスの種類をマルチユーザーからシングルユーザーに切り替える方法について説明します。
なお、設定方法は、製品のバージョンにより異なります。
- 2020リリース以降のAutodesk製品 >> こちら
- 2017、2018、2019リリースのAutodesk製品 (本記事にで説明します)
- 2016リリース以前のAutodesk製品
■2017、2018、2019リリースのAutodesk製品
製品が起動する場合:
画像はMaya2019.3のものになります。
- Autodesk製品を起動します。
- アプリケーション右上のユーザー名(もしくは、サインイン)の横にある ▼ をクリックして[ライセンスを管理…]を選択します。
- ライセンス マネージャのウィンドウが開きますので、[ライセンスの種類を変更]をクリックします。
- "ライセンスの種類を変更"のウィンドウに切り替わりますので、[変更]をクリックし、製品を終了します。
- 製品を再起動すると"それでは始めましょう"のウィンドウが表示されますので、[シングルユーザ]を選択します。
このとき、4の手順の時点までにAutodeskアカウントにサインインしているかどうか、そのAutodeskアカウントに有効なシングルユーザーサブスクリプションがあるのかどうかで操作が異なってきます。
▸ 有効なライセンスがあるAutodeskアカウントでログインしている場合:
→ そのまま、製品が起動します。
▸ サインインしていない場合:
→ サインインダイアログが表示されるので、シングルユーザーサブスクリプションが有効なAutodeskアカウントでサインインをすると、製品が起動します。
▸ 有効なライセンスがないAutodeskアカウントでログインしている場合:
→ 無料体験版の利用に関するウィンドウが表示されますので、右下に表示される[既にライセンスをお持ちですか?▶]を選択します。
"既にライセンスを所有"のウィンドウに移動するので、[別のユーザとしてサイン イン]を選択します。
選択後、サインインダイアログが表示されるので、シングルユーザーサブスクリプションが有効なAutodeskアカウントでサインインをすると、製品が起動します。
問題なくライセンスの切り替えが完了していると、ライセンス マネージャで"ユーザ ライセンス"と表示がされています。
製品が起動しない、または"それでは始めましょう"の画面が表示されない場合:
- Windows
- 下記フォルダに配置されている LGS.data ファイルを削除します。
C:\ProgramData\Autodesk\CLM\LGS\<プロダクト キー_製品バージョン>.0.0.F\LGS.data
例として、Maya2019の場合は、下記フォルダになります。C:\ProgramData\Autodesk\CLM\LGS\657K1.0.0.F\LGS.data
- シングルユーザー ライセンスの場合は、次のフォルダとファイルを削除します。
- C:\ProgramData\Autodesk\ADUT
- C:\Users\<ユーザ>\AppData\Roaming\Autodesk\ADUT (存在する場合)
- C:\Users\<ユーザ>\AppData\local\Autodesk\Web Services\LoginState.xml
- 製品を起動します。
- macOS
- 下記フォルダに配置されている LGS.data ファイルを削除します。
/Library/Application Support/Autodesk/CLM/LGS/<プロダクト キー_製品バージョン>.0.0.F/LGS.data
例として、Maya2019の場合は、下記フォルダになります。/Library/Application Support/Autodesk/CLM/LGS/657K1_2018.0.0.F/LGS.data
- シングルユーザー ライセンスの場合は、次のフォルダとファイルを削除します。
- /Users/<ユーザ名>/Library/Application Support/Autodesk/ADUT (存在する場合)
- /Users/<ユーザ名>/Library/Application Support/Autodesk/Web Services/LoginState.xml
- /Library/Preferences/FLEXnet Publisher/FLEXnet
- 製品を起動します。