Houdini18.5の新機能KineFXをサンプルファイルを使用して試してみようと思います。
ベースはこちらのムービーです。
HDAのダウンロード
まずはサンプルとして用意されたリグをダウンロードします。
https://www.sidefx.com/contentlibrary/sofia-rig/
上記リンクからファイルをダウンロードしたら、ZIPファイルを解凍してください。
HDAのインストール
ダウンロードしたHDAをHoudini18.5にインストールします。
- AssetからInstall Asset Libraryを選択
- ダウンロードし、回答したHDAファイルをInstall Digital Asset Libaryウィンドウにロード
- Install and Createボタンを押し、HDAのインストールとシーンの追加を行います。
ネットワークエディタのObjectsレベルにSofia1というデータが配置され、ビューポートにはリグが設定されたモデルが配置されます。
リターゲットデータの準備
- ネットワークエディタで、右クリックでTabメニューを開き、geoと入力し、Geometryノードを作成
- geo1という名前部分をクリックし、retargetという名前に変更
- retarget内部にダブルクリックで入ったら、Tabメニュー(右クリック)からScene Character Importを作成
Scene Character ImportはHoudini内からデータを呼び出し
FBX Character Importはハードディスクに保存されたFBXをロードする。 - Scene Character ImportにてSubnet Pathにsofia1をロード
- プロパティエディタで表示するTypeをGeometryとBoneだけにします。
- Bone Deformノードを作成し、Scene Character Importと接続
18.5の場合、Jキーを押しながら、ノード上をドラッグすると簡単にネットワークを接続できます。 - FBX Animation Importを作成
- プロパティエディタでアニメーションが保存されたFBXファイルをロード
- FBX Animation ImportにDisplayフラグを設定し、ビューポートで確認
- Rig Match Poseを作成
- Scene Character Import、FBX Animation ImportをRig Match Poseと接続
- Rig Match Poseを選択し、ビューポートをクリック後、Enterキーを押す
Rig Match Pose インタラクションの状態になりました。この状態で、Rig Match Pose ツールバーにアクセスできます。
- Tweak Rotate Linksを有効にします。
- 青いスケルトンをドラッグすると回転することができます。ドラッグしながらポーズを合わせます。
- ポーズを合わせたら、パラメータエディタでReference Groupの選択ボタンをクリック
黄色くなっている部分を選択されている。ルートノードなどリターゲットしないデータが含まれている場合選択を解除する。 - Enterキーで確定
- Rig Match Poseの下に、Map Pointを追加
- Target Guide Offsetを使用して
ガイドをずらすことができる。 - 青いスケルトンをクリックし、同じ場所を示す緑のスケルトンをクリックすることでマッピングができる。
間違ったスケルトンをマップした場合、解除したい青いスケルトンをCtrlを押しながらクリックし、さらにCtrlを押しながら何もない場所をクリックすれば解除可能 - 肩などのように左右にスケルトンがある場合、Shiftを押しながら、片方をつなぐと、その反対側も同時に接続できる。
- 同じような名前のジョイントが存在する場合、どちらに接続するかポップアップで表示されるので、正しいほうをクリックする
- マッピングが完了
- Full body IKを追加
- Full body IKをBone Deformに接続します。
- これで読み込んだアニメーションをキャラクタにリターゲットすることができました。