参考:Operator Type Propertiesウィンドウ > Selector Bindingsタブ
Houdini でいうハンドルは、transform モードで確認できる translate ハンドルや、bend ノード、curve ノード、brush ノードなどでも確認できます。
これらはユーザーがビューポートからパラメータにアクセスできるようにし、パラメータ操作においてもっとも簡単にインタラクティブ性を追加する手段の一つです。
今回は HDA に静的ハンドルを追加し、HDA パラメータをビューポートから操作できるようにしてみます。
手順
ハンドルを作成
- Geometry レベルに transform ノードを配置し、subnet 化、HDA を作成
- Type Properties の Basic タブから Maximum Inputs を 1 に変更。Parameters タブから Toggle、Separator x2、Integer を作成。transform から Translate、Rotate、Scale を HDA パラメータに昇格。名前を整えてツリーを整理。
- pighead か何かのジオメトリを入力。表示されない場合は HDA 内で transform に Input#1 を入力。
- Interactive タブの Handle Bindings で Create Handle プルダウンを開き、Transformer(xform) を選択。
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これでハンドルは作れましたが、Apply で変更を保存してハンドルモードにしても transform ハンドルは表示されないはずです。これは、ハンドルは作れてもまだどのパラメータにもバインドされていないためです。
ハンドルとパラメータをバインドする
- Handle Bindings の右で下にスクロールさせていき、tx、ty、tz の右端プルダウンから translateXYZ をそれぞれ選択
Apply で保存してハンドルモードにすれば、ジオメトリを自由に移動させることができます。
Handle Bindings で確認したように、ひとつのハンドルは一つのパラメータにしかバインドできないことに注意してください。
その他 onoff はハンドルの有効無効の切り替え、Rotate と Scale も同時にバインドすればtransform に追加できます。
HUD Slider に value を追加すれば単純な int 数値をビューポートから制御することができます。
スライダーについてはこちらもご確認ください。