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ノードロックライセンスのセットアップ

ノードロックライセンスは、特定のコンピューターに紐付けられ、ディスク上の小さな .lic ファイルとして保存される形式のライセンスです。サーバーの構築やネットワーク接続、追加ソフトウェアのインストールなどは一切不要で、同一人物が利用する場合であれば、1つのライセンスでデスクトップPCとノートPCなど最大2台のマシンをカバーできます。このページでは、完全なセットアップ手順に加え、ユーザーが実際に直面しやすいエラーとその原因・意味について解説します。

1名利用 ・ サーバー不要 ・ ネットワーク不要 ・ 完全オフライン動作

1つのライセンスにつき、2台分の「Host ID(ホストID)」スロットが用意されています。それぞれのスロットはお手持ちのマシンのMACアドレスに対応しており、各マシンがローカルディスク上に自身の .lic ファイルを保持します。ライセンス認証においてネットワーク通信は一切発生しません。

 

本当にこのガイドで合っていますか?

このトピックに関するサポートへの問い合わせのうち、およそ6件に1件は参照するガイドを間違えています。インストール作業を始める前に、必ずお手元のライセンス形態をご確認ください。

  • 現在のページ:ノードロック(Node-locked)

    • 作業端末(ワークステーション)のMACアドレスに紐付け(1ライセンスにつき最大2台まで)

    • .lic ファイルは作業端末ローカルに配置

    • サーバーや管理ツール(LM-X)は不要。RizomUV本体以外にインストールするものはありません

    • 1ライセンス = 1ユーザー

  • 別のガイドを参照すべきケース:フローティング(Floating)

    • ライセンスサーバーのMACアドレスに紐付け

    • .lic ファイルはサーバー上のみに配置

    • クライアント端末は 6200@server-ip 経由で接続

    • 最小構成:2トークンから

    • (フローティングライセンスサーバーガイドへ →)

「参照ガイドが間違っている」ことを示す決定的なエラー

RizomUV起動時や認証時に 「Unable to use network license as a local license」(ネットワークライセンスをローカルライセンスとして使用できません)と表示された場合、読み込もうとしているファイルはフローティング用のライセンスファイルです。

このファイルはライセンスサーバーのみが読み取れるものであり、RizomUV本体が直接読み込むことはできません。このエラーが出た場合は現在の設定作業を中断し、フローティングライセンス用のガイドを参照するか、または support@borndigital.co.jpへ連絡してノードロックライセンスへの無償切り替えを申請してください。

 

RizomUVのインストール

アカウントの「Downloads」タブから最新リリースをダウンロードし、インストーラーを実行します。必要なソフトウェアはこれだけです。ノードロック設定では、LM-Xツールやライセンスサーバーのインストールは一切必要ありません。

 

このコンピューターのHost IDをコピーする

初回起動時、RizomUV(2027以降のバージョン)ではライセンス形式の選択画面が表示されます。「This Computer」 を選択してください。

  • THIS COMPUTER:このマシンに配置されたライセンスファイルを使用(ノードロック)[Set Up >]

  • LICENSE SERVER:社内ネットワーク上のサーバーから共有されるトークンを使用(フローティング)[Connect >]

  • TRY RIZOMUV:ライセンス不要で全機能を試用[Try >]

開いたセットアップウィンドウの「HOST ID」セクションに、現在のマシンの識別子と[Copy]ボタンが表示されます。ボタンを押すとHost IDがクリップボードにコピーされ、次の手順(ライセンス生成)に進む準備が整います。

 

仮想アダプターに関する注意(物理アダプターとの違い)

Host IDはネットワークアダプターのMACアドレスを基に生成されますが、値が恒久的に固定されているのは物理的な有線LAN(イーサネット)カードまたはWi-Fiカードのみです。

VPNクライアント、Hyper-V、VMware、WSL、Dockerなどはソフトウェア上で仮想アダプターを作成するため、次回アップデート時などにMACアドレスが勝手に変更される場合があります。アドレスが変わってしまうと、ライセンスの不一致エラーが発生します。ライセンスが「何の前触れもなく突然使えなくなった」場合、最も可能性が高い原因がこの仮想アダプターの変更です。

 

旧ビルド(2025以前のバージョン)の場合

モード選択画面(モードチューザー)は表示されません。アクティベーションウィンドウにすべての設定項目が一度にまとめて表示されます。「HOST ID」セクション内にある 「Copy HOSTID to clipboard」 ボタンを押してコピーしてください。

 

ライセンスにHost IDを設定する

既にライセンスを購入している場合、RizomUVアカウントの「Licenses」タブを開き、「HOSTID 1」の横にある [Set] をクリックします。ステップ2でコピーした文字列を貼り付け、[Set the HostID] を押して確定します。

「HOSTID 1」の横にある [Set] をクリックすると入力パネルが開きます。RizomUV上でコピーしたHost IDを貼り付けて、確定してください。

「HOSTID 2」も同様にご利用いただけます。ノートPCのHost IDをここに設定することで、1つのライセンスでお手持ちの2台のマシンをカバーできます。この2つのスロットは同一人物が使用するためのものです。これは「デスクトップPC+ノートPC」という利便性のための仕組みであり、2名分のシート(利用権)を提供するものではありません。2名のアーティストが同時に作業する場合は、ライセンスを2つ購入するか、フローティングライセンスをご利用ください。

「HostID under moderation」(HostID審査中)と表示された場合

PCを買い替えた際など、ご自身でHost IDを変更することは可能です(数回程度)。ただし、変更を何度も繰り返すとライセンスが審査中(under review)となり、その間は[Set]ボタンを押しても反応しなくなります。このステータスが表示された場合は、登録したいHost IDを記載の上サポートへ問い合わせ(チケット起票)を行ってください。通常は当日中にロックを解除いたします。何度も設定を再試行しないでください。試行を繰り返すたびに保留期間が延長されてしまいます。

 

ライセンスファイルをダウンロードする

Host IDの設定が完了すると、同じ行に[License]ボタンが表示されます。.lic ファイルを、このコンピューター内の移動や削除の恐れがない安定した場所にダウンロードしてください。「ドキュメント(Documents)」フォルダなどで問題ありませんが、一時フォルダや自動クリーンアップの対象となる「ダウンロード」フォルダは避けてください。今後、RizomUVは起動するたびにこのファイルを参照します。

Host IDを設定すると、[License]ボタンから .lic ファイルをダウンロードできるようになります。

拡張子はダウンロードされた状態(.lic)のまま変更しないでください。例えば 28398.license ではなく、必ず 28398.license.lic のまま維持する必要があります。

 

RizomUVにライセンスファイルを指定する

RizomUVの「This Computer」セットアップウィンドウに戻り、「License file」欄の横にある [Browse…]を押して、先ほどダウンロードした .lic ファイルを選択します。

設定は即座に適用され、「Status」ボックスが緑色に変わり、[Run] ボタンが点灯(します。ボタンを押せば起動が完了し、そのまま作業を開始できます。

[Run]ボタンが赤色のまま有効化されない場合、「Status」ボックスにライセンスシステムからの正確なエラー応答が表示され、「Suggestions」ボックスに対処方法が表示されます。どちらのテキストにもコピー用ボタンが付いており、サポートへ問い合わせる(チケットを起票する)際に必要な情報をそのまま取得できます。以下の表では、ユーザーが実際に遭遇するすべてのエラーメッセージについて解説しています。

旧ビルド(2025以前のバージョン)の場合

基本的な流れは同じで、単一のウィンドウ内で完結します。「LICENSE LOCATION」セクション内にある [Browse License File] を押してファイルを指定し、緑色になった [Run] ボタンを押してください。

 

更新、新しいマシンへの移行、ハードウェア変更

ライセンス情報に変更が加わるたびに、新しいライセンスファイルが生成されます。古いファイルが自動的に更新されることはありません。更新や契約期間の延長は、新しい .lic ファイルを再ダウンロードし、RizomUVでその新しいファイルを指定し直して(ステップ4および5)初めて有効になります。

コンピューターを変更した場合の手順

  1. 新しいマシン側でHost IDをコピーします(新しいマシン上でステップ2を実行)。

  2. RizomUVアカウントの「Licenses」タブを開き、空いている「HOSTID 2」スロットに登録します。両方のスロットがすでに埋まっている場合は、使わなくなった古いスロットの [Change] をクリックして上書きします。

  3. 新しい .lic ファイルを再ダウンロードし、新しいマシン上でそのファイルを指定します。

Host IDが「変化しない」操作

  • Windows Updateの適用

  • RizomUVのバージョンアップデート

  • RizomUVのアンインストール・再インストール

  • .lic ファイルの別フォルダへの移動(移動後に再度RizomUV側で参照先を指定し直すだけで動作します)

 

各エラーメッセージの実際の意味と対処法

画面に表示されている文字列を以下の一覧から探してください。「Status」ボックスの[Copy]ボタンを押すと、ステータステキスト全体をクリップボードにコピーできます。

エラーメッセージ原因対処法

HostID does not match license


 

(HostIDがライセンスと一致しません)

ライセンスファイルが、現在のマシンが認識しているMACアドレスとは異なるアドレスに紐付いています(ノードロックで最も頻発するエラーです)。ステップ2の手順で現在のマシンのHost IDを再取得し、「Licenses」タブに登録されている値と比較して修正します。その後、.lic ファイルを再ダウンロードしてRizomUVで再度指定してください。何も変更していないのに突然発生した場合は、仮想アダプター(VPN、Hyper-V、Docker等)のMACアドレスが切り替わった可能性があります。物理カード(有線LAN/Wi-Fi)のアドレスが安定して動作します。

Unable to use network license as a local license


 

(ネットワークライセンスをローカルライセンスとして使用できません)

指定された .lic ファイルがフローティング(サーバー)用ライセンスです。参照しているガイドが異なります。このファイルはライセンスサーバーのみが読み取れます。フローティングライセンス用のガイドに従うか、またはサポート(contact@rizom-lab.com)へ連絡してノードロックライセンスへの無償切り替えを依頼してください。

System clock has been set back


 

(システムクロックが過去に戻されました)

LM-Xの不正改ざん防止機能が作動しました。マシンのシステム時計が何らかの理由で過去の日時に巻き戻った履歴があります(マザーボードのCMOS電池切れ、仮想マシンのスナップショット復元、手動での日時変更など)。まずPCの日付と時刻を正確に修正してください。その後、管理者権限で実行する専用ツール「lmxresetsystemclock」を使用してこのブロックを一度解除する必要があります。サポートへ問い合わせ(チケット起票)を行っていただければ、ツールと手順をお送りします。

Feature Save (v1.0) … has expired


 

(機能 Save (v1.0) … の有効期限が切れています)

ライセンス期間が終了しているか、ローカルディスク上のファイルが更新前の古いものです。Webアカウント上でライセンスが有効(契約中)になっている場合は、古い .lic ファイルを参照している状態です。最新の .lic を再ダウンロードして再指定してください。契約が終了している場合は、「Licenses」タブから延長(Extend)手続きを行ってください。

Software version does not match license


 

(ソフトウェアバージョンがライセンスと一致しません)

永久ライセンス(Perpetual)に対して、利用可能な保守期間より新しいビルドを使用しています。現在お持ちの永久ライセンスがカバーしている日付よりも前にリリースされた旧ビルドをインストールするか、またはライセンスの保守契約を延長(Extend)してください。

License location undefined or incorrectly defined


 

/ Unable to read file


 

(ライセンスの場所が未定義・不正 / ファイル読み込み不可)

保存されているパスに、正常に読み取れる .lic ファイルが存在しません。ファイルが移動されたか、自動クリーンアップ等で削除されたか、拡張子の .lic が外れてしまっています。必要に応じてアカウントから再ダウンロードし、再度[Browse…]で指定してください。

“not working at last check” on the This Computer card


 

(This Computerカードに「前回のチェック時に動作しませんでした」と表示)

RizomUVが前回起動・チェックを試みた際に、指定されたファイルでの認証に失敗しました。[Set Up >]をクリックしてカードを開き、「Status」ボックスを確認してください。上記一覧のいずれかに該当する具体的なエラー原因が表示されます。

“HostID under moderation” in the account


 

(アカウント上で「HostID審査中」と表示)

短期間にHost IDの変更操作を過度に行いました。登録したいHost IDを記載の上、サポートへチケットを起票してください。通常は当日中に解除されます。再試行を繰り返すと保留期間が延長されてしまうため、操作を行わずにお待ちください。

 

サポートへ送るべき情報

最初の問い合わせメッセージで次の3点をお送りいただければ、追加の確認質問でやり取りを往復させることなく、通常は初回の返答で解決策をご案内できます。

  1. Status(ステータス)のテキスト

    「Status」ボックスにある[Copy]ボタンを押すと、エラーメッセージとライセンス詳細がまとめてクリップボードにコピーされます(ライセンス画面全体のスクリーンショットでも代用可能です)。

  2. ライセンスを所有しているRizomUVアカウントのメールアドレス

  3. ライセンスID

    Webアカウントの「Licenses」タブに記載されている「#」から始まる番号です。

ライセンスサーバーをご利用の場合

セットアップ手順の全容は「フローティングライセンスサーバー」の解説ページに記載されています。ノードロック設定では、そちらで説明されているようなLM-X関連のツール類は一切不要です。

問題が解決しない場合は、Born Digital サポートまでお問い合わせ下さい。

※ 問い合わせ対応はBorn Digitalより製品をご購入頂きましたお客様のみのサービスとなります。ご了承下さい。
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