- Overwrite Point Separation / Point Separation: デフォルトでは、Gaussian Splatのポイントクラウドの分布に基づいて適切なポイント間隔が自動で推定されます。このポイント間隔を手動で定義したい場合は、Overwrite Point Separationを有効にしてPoint Separationで数値を指定します。
- Overwrite Surface Separation / Surface Separation: デフォルトではPoint Separationの値に基づいて適切なサーフェスの厚みが推定されますが、手動で制御したい場合に有効にします。Surface Separationは再構築されるサーフェスの厚みを制御するパラメーターで、低い値を設定するとメッシュが入力ポイントにより密接に沿うようになります。反対に高い値を設定すると、ディテールが失われる代わりに滑らかでクリーンなサーフェスが生成されます。
- Voxel Scale: サーフェスメッシュの生成に使用されるVDBのボクセルの一辺の長さをスケールします。低い値を設定するほど密度サンプリングが細かくなり精度が上がりますが、計算時間は増加します。
- Visualize Normals: このパラメーターを有効にすると、Cdアトリビュートをガンマ補正されたNアトリビュートのビジュアライゼーションで上書きします。これにより、計算されたノーマルの状態をビューポート上で直接視覚的に確認できるようになります。
- Refine Normals: KNNベースのバイラテラルフィルタリングパスを適用し、ノーマルを滑らかにしたりシャープにしたりします。無効にした場合は、生のサーフェスノーマルが直接使用されます。
- Search Radius: ノーマルのリファインを行うための近傍探索半径を定義します。平滑化されたノーマルを計算する際に、周囲のポイントをどれくらい考慮するかをここで制御します。
- Smooth Amount: オリジナルのノーマルと、リファインされたノーマルのブレンド係数として機能します。値を0にするとオリジナルのノーマルがそのまま維持され、値を1にすると完全に平滑化された結果に置き換えられます。
- Sharpen Amount: 平滑化処理の後に適用されるシャープネスの強度を制御し、失われがちなエッジのコントラストを復元します。
出力データ
Labs Normals from GSplatsノードから出力されるデータは、大きく分けて2つのジオメトリストリームとなります。
GSplats
これは入力されたGaussian Splatsデータに対して、サーフェスノーマルが計算され、各スプラットポイントに転送されて戻された状態のデータとなります。標準的なGaussian Splatsには正確なポイントごとのノーマルが含まれていないため、この出力データを利用することで、Nアトリビュートを必要とする他のSOPネットワークでの高度な後処理などが可能になります。Post ProcessingカテゴリのパラメーターであるRefine NormalsやSmooth Amount、Sharpen Amountなどで調整された最終的な結果は、この出力のノーマルに反映されます。
また、ParametersカテゴリのVisualize Normalsを有効にしている場合、この出力データのCdアトリビュートは、ガンマ補正されたNアトリビュートのビジュアライゼーション情報で上書きされた状態となります。
GSplats Surface
これは、入力されたGaussian Splatsからノーマルを計算する過程で再構築された、ベースとなるメッシュジオメトリです。Parametersカテゴリで設定したPoint Separation、Surface Separation、およびVoxel Scaleといった設定値は、この再構築されるメッシュの密度や厚み、ディテールの精度に直接影響を与えます。ノーマル計算のベースとなるだけでなく、コリジョン用のジオメトリとして活用したり、従来のメッシュベースのワークフローに統合するためのデータとしてそのまま利用したりすることができます。
このように、ノーマル情報が付加されたGSplatsデータと、その再構築プロセスで生成されたサーフェスメッシュの両方を同時に取得できる設計となっています。