SOP Modify
SOP modify ノードは、Lop ネットワーク内のジオメトリを変更するために使われます。
Houdini ドキュメントの言葉を借りると、「USDジオメトリをSOPジオメトリに変換し、そのジオメトリに対してこのノード内部のSOPサブネットを実行し、その結果をUSDオーバーライドに戻します。」となります。
例
1. usd アセットをロードした sublayer1 ノードの下に sopmodify を繋げます。(明示化のため赤くしています)
2. sopmodify1 の中に入り、mountain を繋ぎます。
おそらく何も起きないはずです。これは、この USD の情報がパックされているためです。
4. sopmodify1 のパラメータに戻って Unpack USD Primitives to Polygons をオンにします。
これで USD プリミティブをポリゴンに展開する、つまりジオメトリの形状を変更することができるようになります。
再度 sopmodify1 に入ると、ジオメトリが mountain ノードに影響されることがわかります。(見た目の問題はご容赦ください)
もしくは単一のノードとして Unpack USD ノードを使用することもできます。
Unpack USD geometry node
sopmodify とは違い、unpack usd では使用するデータをより強く制御できるようになります。
例えば、ネットワーク上でパックされたUSDデータとパックされていないデータを一緒に使用することで、パックされていないデータから transform などの情報を抽出し、パックされたデータの位置やスケールを制御することができるようになります。
例
1. sopmodify1 の Unpack USD Primitives to Polygons がオフになっているのを確認します。
2. sopmodify1 に入り、unpack usd to polygons(識別子 unpackusd)を input の後に入力します。
ポイントを可視化すると、ジオメトリが正しくポリゴン化されていること、また sopmodify で unpack した時と同じように mountain が適用されているのが分かります。
共存させたシンプルな形は下のようになります。
共存させたまま NULL で完了してしまうと、両者のジオメトリが重なりエラーにつながる可能性があります。回避策として、blast を使って一方を削除できます。