stage コンテキストの末尾に USD ROP を繋ぐと、そこまでのサブレイヤーを一つの .usd ファイルに出力することになります。
なので、特定のサブレイヤーだけを書き出したい場合、その特定のサブレイヤーが他の stage(おそらく stage のメインツリー)と分離していることを確認する必要があります。分離といってもコネクタを外すというわけではありません。
Layer Break LOP
機能として、これより上にあるものは USD ROP によって無視されるようになります。上にあるものとは上の例では FULL_STAGE のことで、usd_rop では light サブレイヤーのみがディスクに書き出されます。
Configure Layer LOP
シーンに新しいサブレイヤーを追加するたびに、この configure layer ノードを使用することもできます。
このノードはレイヤー上のメタデータを編集するものです。Save Path からネットワーク内の個々のフラグメントに対して保存パスを指定することができて、個々が独自の保存先を持てるようになります。
これにより、後々 usd ファイルを書き出す際に起こりうるエラーを回避することができます。
Solaris はファイルの保存方法についてはかなり特殊ですが、もしファイルを書き出すときにエラーが発生しても、多くの場合 .usd ファイルは正常に書き出されます。
その場合の警告やコメントは Houdini Context に出力されることが多いです。
参考
BD Houdini Lessons「用語から始める Solaris/USD」アーカイブ
BD Houdini Lessons「Solaris: Lighting&Rendering 基礎編」アーカイブ