物理的な大きさを利用したり、メタデータを追加したり、新しいweaveツールで布をデザインすることができます。

エキスパートによるマテリアル作成の鍵は、一貫性とリアリズムです。本日リリースのSamplerでは、マテリアルに物理的なサイズを追加し、アプリ間での一貫した表示と、カスタムパイプラインに取り組むためのメタデータ入力を可能にすることで、その両方を改善することを目的としています。また、新しいweaveツールにより、よりリアルでパーソナライズされたファブリックマテリアルを作成することができます。

素材スケールを正確に把握する

スキャンした物理的なサンプルからデジタルマテリアルライブラリを作成する場合、マテリアルをデジタル化するSamplerだけでなく、3Dオブジェクトにマテリアルを適用する際に他のアプリケーションでも正しいスケールを設定し、確認できることが重要です。本日のリリースでは、キャプチャしたマテリアルの外観とスケールの両方を一致させることができます。

まず、Samplerでは、素材のサイズを手動で測定して設定することができます。また、画像にすでにDPI情報が含まれている場合は、自動測定機能を使用することもできます。

一度設定すれば、マテリアルを調整（クロップ、タイルなど）するたびに、物理サイズが自動的に適応されます。また、「Display with Physical Ratio（物理比率で表示）」オプションを使用すると、正方形でないスキャンやサンプルを扱うことができ、このような場合でも物理サイズを維持することができます。

 

 

物理サイズはエクスポートされた.SBSARに埋め込まれるため、今後他のアプリケーションで簡単に活用できます。CLO 3Dのユーザーはすでにこの機能を利用することができ、アプリでインポートしたSubstanceマテリアルは自動的に衣服の実寸に合うように拡大縮小されるので、もう目で確認する必要はありません!

物理的サイズのサポートは、他のサードパーティアプリケーションや他のSubstance 3D製品にも近日中に導入される予定です。物理サイズのワークフローを適切に設定する方法については、チュートリアルをご覧ください。

アセットは、アイデンティティとともに旅する

私たちがマテリアルにこだわっているのは、物理的な大きさだけではありません。マテリアルに付加したいメタデータは無限にあります。マテリアルファイルにカスタムメタデータフィールドを追加すると、設定した情報が.SBSAR（.SBSも同様）内に保存され、マテリアルファイルと一緒に移動します。

織物パターンで布地をデザインする

さらに、新しい織物ツールで縦糸と横糸を完全にコントロールすることができます。どんなに複雑なステッチでも、思い通りの布を作ることができます。

あらかじめ用意されたパターンを使って作業することも、縦糸と横糸にペイントするだけでオリジナルのパターンを作ることも可能です。生地がまとまっていくことがわかるので、ちょうどいい感じになるまで何度でもやり直せます。 色で遊び、多層布を作り、新しいパターンを探求して、素晴らしい織物を作りましょう。

また、このツールの詳細を知りたい方は、こちらのチュートリアルをご覧ください。

Substance 3D Samplerのリリースは現在公開中です。詳しくは、ドキュメントをご覧ください。そして、ぜひ作成したものを私たちに見せてください。

 

原文　https://substance3d.adobe.com/magazine/from-real-to-digital-sampler-introduces-physical-size/