Created on | Updated on

UVのカットと縫合

UVのカットと縫合はUV Flattenを使用します。

こちらはFBXでロードしたUVです。

mceclip0.png

 

もし、既に設定されていたUVを使用したくない場合、Attribute Deleteで削除することもできます。

mceclip1.png

 

一度に展開する場合、SideFX LabsのAuto UVが便利です。

mceclip7.png

 

mceclip6.png

 

これを切ったりくっつけたりしていきます。

Auto UVを使用すると便利な点はEdge GroupとしてSeamsが追加されているからです。

mceclip8.png

これが最初から作成されているととても便利です。

なぜか・・・

切り離したエッジをくっつけるにはUV Flattenを使用するのですが、このFlattening Constrainsにエッジが切り離されているという情報が必要になります。

 

mceclip9.png

 

UV FlattenのCut Toolを使ってエッジを切っていくと

mceclip10.png

このようにエッジを切った情報が残ります。

mceclip11.png

しかし、UVを別のノードやソフトウェアでUVを展開した場合、現在カットされているUV Edgeの情報がありません。これだと縫合できないんです。

Auto UVだとこのカットしたUV Edgeをseamsグループとして保存しておいてれるので、再利用することができます。

では、UV unwrapやFBXで既にUV展開済のジオメトリを持ってきた場合、どのようにUV編集すればいいのか!

mceclip12.png

まずは、現在のUVエッジがカットされている情報を取得し、グループに登録します。

Groupノードを確認すると

mceclip13.png

mceclip14.png

Unshared Edgeがあります。しかしこれを有効にしてもエッジはグループに登録されません。

mceclip15.png

ドキュメントをみると

mceclip16.png

となっています。ポイント自体は接続されているためこのままではOpen UV Edgeをグループに登録できません。

そこで、Open UV Edgeをまずグループにまとめます。

Point Splitを追加

mceclip0.png

Attribute を有効にしてuvを設定

mceclip1.png

 

これでUV情報を元にポイントを切断することができます。

Groupを追加

mceclip5.png

mceclip6.png

そうすると下記のようにシームエッジをグループ化することができました。

mceclip4.png

しかし、ポイントを分割したままでは問題があります。

Group Transferを使用して元のジオメトリデータ(Point Splitしていない)に、今作成したseamsエッジグループを転送します。

mceclip7.png

その下に、UV Flattenを追加しUVの縫合とカットを行います。

mceclip8.png

 

UV Flattenをつないだばかりだと下記のようにUVが新しく変わります。

mceclip9.png

そこで、Flatting Constraintsに作成したseamsグループを指定します。
Auto UVで展開した場合も同じように自動で作成されたseamsグループを指定します。

mceclip10.png

既に設定されたseamsエッジでUVが展開されます。

mceclip11.png

重なっている状態なのでPackボタンを押して一度パックします。

mceclip12.png

 

Ctrlキーを押しながら、seamエッジをクリックするとそのエッジをくっつけることができます。

mceclip14.png

CtrlとAを同時に押してクリックするとループ選択になります。

mceclip15.png

 

これで完全にくっつけることができました。

mceclip16.png

再度Packボタンを押して、整列します。

mceclip17.png

seamsエッジから、縫い合わせたエッジが削除されるのでFlatting Constrainsの表示が変わります。

mceclip18.png

次にこの部分にseamを作りたいと思います。

mceclip19.png

まず何も押さずカットするエッジをクリック。
次にShit + Aを押しながらループでカットしたい反対側のエッジをクリック。

mceclip20.png

これでエッジをカットすることができます。

mceclip21.png

 

エッジをカットしたらパックを押します。

mceclip22.png

パックすることで分けたUVアイランドを認識することができます。

 

 

問題が解決しない場合は、Born Digital サポートまでお問い合わせ下さい。

※ 問い合わせ対応はBorn Digitalより製品をご購入頂きましたお客様のみのサービスとなります。ご了承下さい。
サポート問い合わせ