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Light Mixer LOP の UI カスタマイズ

概要

ライトミキサーのユーザーインターフェイスは、HOUDINIPATH/LightMixerConfig.json ファイルを作成することでカスタマイズできます。

以下はデフォルトの設定を json 形式で書き出したものです。

{
    "main.default_tab": 1,
    "mixer.show_attributes": ["inputs:intensity", "intputs:exposure"],
    "sheet.show_attributes": ["inputs:intensity", "inputs:exposure", "inputs:color",
                              "inputs:colorTemperature", "$solo", "$mute", "$active"],
    "collections.search": ["/lights", "/collections"],
    "lights.search": ["/"],
    "attributes.config": { }
}

JSON ファイルの構成キー

main.default_tab

value は int型
新規で開いた Light Mixer でデフォルトでアクティブにするタブを指定します。
0 は Sliders タブ、1 は Attributes タブ、2 は Transforms タブがそれぞれ開きます。

______1.png

mixer.show_attributes

value は文字列型のリスト
Sliders タブに表示する USD アトリビュートを決定します。

______2.png

sheet.show_attributes

value は文字列型のリスト
Attributes タブに表示する USD アトリビュートを決定します。

文字列 $solo、$mute、$active を使用して、これらのコントロール用の列を追加することができます。

______3.png

例えば inputs:color$1 を使うと、色の第2成分(緑)が得られます。0, 1, 2 のエイリアスとして r, g, b を使うこともできます。

______4.png

また、attributes.configキーで定義されたカスタム属性の名前も使用できます(下記参照)。

collections.search

value は文字列型のリスト
collection アトリビュートを探索する USD Prim パスです。

______5.png

lights.search

value は文字列型のリスト
Light Prim のシーンツリー検索を(再帰的に)開始するパスのリスト。
デフォルトは ["/"] で、シーン内のすべての Light Prim が検索されます。

______6.png

attributes.config

アトリビュート名の文字列を、Light Mixer UI でのアトリビュートの表示方法を記述した設定オブジェクトにマップします。

type

value は文字列型
アトリビュートのデータ型のUSD名。

default

アトリビュートのデフォルト値。この値は、属性の型に相当する json である必要があります。
例えば、タイプが color3f の場合、これは 3つの数値のリストである必要があります。

min, max

アトリビュートの最小値と最大値(複合型の場合、これらは構成要素に適用されます)。
ライトミキサーはこれらを使用して、スライダーの下限と上限を設定します。

label

value は文字列型
ユーザーインターフェイスに表示されるアトリビュートのラベル。

component_labels

value は文字列型のリスト
複合型の場合は、 各構成要素に対する個別ラベル。

modify

value は文字列型
このアトリビュートをコレクションに適用する方法。
このキーが存在しない場合、この属性はコレクション全体に一度に適用されるものとしてインターフェースに表示されなくなります。
使用できる値は multiply (各メンバーのアトリビュートにコレクション値を乗じる)、add (各メンバーのアトリビュートにコレクション値を加える)、または set (各メンバーのアトリビュートをコレクション値に設定する) があります。

identity

コレクションに適用された場合、何の効果もない値です。これは、コレクションに適用されたときのデフォルト値のようなものです。例えばスケールの場合は 1.0、オフセットの場合は 0.0 となります。
値は、アトリビュートタイプに相当する json である必要があります。例えばタイプが color3f の場合、これは 3つの数値のリストである必要があります。

precision

value は数値
アトリビュートタイプが数値の場合、ユーザーインターフェースがこの値に対して表示すべき小数点以下の桁数を示します。例えば、小数点以下 2桁を表示するには、0.01とします。

{
    "sheet.show_attributes": ["inputs:intensity", "mycustomvector"],
    "attributes.config": {
        "mycustomvector": {
            "type": "float2",
            "default": [1.0, 1.5], 
            "identity": [1.0, 1.0],
            "min": 0.0, 
            "max": 3.0, 
            "label": "Size", 
            "component_labels": ["Width", "Height"],
            "modify": "multiply", 
            "precision": 0.1, 
        }
    }
}

 

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