Batch
TOP ノードの中には ROP Fetch タブと Frames per Batch パラメータを持つものがあります。
デフォルトではこのパラメータは 1 に設定されており、それぞれのワークアイテムが別々のジョブとしてクックされます。 一つのジョブが完了すると一つのワークアイテムがクック完了になります。
このパラメータを2以上に設定すると、ワークアイテムはその数だけまとめてグループ化されます。
例えば 10 にすれば、一つのジョブで 10個のワークアイテムが完了されます。
ワークアイテムをクックする際、ジョブを大きく分散させて処理するよりもある程度グループ化させて処理する方が高速になる場合もあります。
Batch のグループ化
TOP ノードのワークアイテム数が 200個を超えると、201個目からは次のワークアイテムページに割り当てられるようになります。各ノードは最大 50枚のワークアイテムページを持つことができます。
この最大 10,000個のワークアイテムを簡単に管理するために、Task Graph Display Options のオプションを利用することができます。
TOP ノードのバッチ処理が有効な時、Task Graph Display Options の Task Collapse Mode を By Batch に設定することで、ワークアイテムのドットをバッチリングとして表示することができます。
下の例であれば、3ページに亘り管理されていた 480個のワークアイテムを 48個のバッチリングにまとめています。
しかし、ノードのワークアイテム数が何千個にもなると、Task Graph Table を介して膨大な数のワークアイテムにアクセスして管理した方が楽です。
シミュレーション実行時の注意点
シミュレーションを実行する時は常に All Frames in One Batch を有効にして、並列でシミュレーションフレームを生成しないようにしてください。
このオプションを無効にしたままにすると、フレームが別々に並列で生成されます。 しかし、シミュレーションは計算したいフレームまですべてのフレームをクックしなければなりません。
例えばフレーム 2 を計算するためにはフレーム 1 とフレーム 2 をクックしなければならず、フレーム 3 を計算するためにフレーム 1、フレーム 2、フレーム 3をクックしなければならなくなり、 非常に非効率です。