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ZBrush2021.7のリリースノート

追加された主な機能

・ナイフブラシが追加されました。
 ナイフブラシはどのようなサーフェスもラインで切り取るとともに、すぐさまスカルプトができるサーフェスにすることが出来ます。
 このブラシはリアルタイムかつシンメトリに使用でき、アーティストが直感的にデザインすることが出来ます。
 
 https://pixologic.jp/wp-content/uploads/2021/08/knife.mp4

・Stagerを使用してメッシュの位置情報を保存出来るようになりました。
 Stagerの機能により、ZBrushがメッシュの位置情報を2つ保存できるようになりました。
 必要に応じてこの2つの位置情報を切り替えることで、ポーズに合わせた2つの位置情報を活用できます。
 一度リンクしたStageでは、サブディビジョンレベルや、IMMブラシ、SculptrisProのようにメッシュの状態が変更されても使用することが出来ます。

https://i2.wp.com/pixologic.jp/wp-content/uploads/2021/08/stager.gif?resize=1080%2C608&ssl=1

・ブラシを使用した面取りが追加
 新しいBevelFlat、BevelArcブラシはエッジに沿った平面や角に対して面取りを行うことが出来ます。
 このブラシはバックトラック機能と、ドローサイズによりベベルの幅や見た目を調整することが出来ます。

https://pixologic.jp/wp-content/uploads/2021/08/brushbevel.mp4

・Stroke Interpolateを使用して、ストローク配列を作成します。
 新しいストローク補間機能を使い、2つのブラシストロークをメッシュの上に描くことが出来ます。
 また、2つのストロークの間に指定した数を自動的に挿入する事ができこれによりスカルプトやペイント、マスキングで素早く複雑なパターンが描けます。

https://www.youtube.com/watch?v=OxtyLC8npKE

・新しいミラー機能
 このミラー機能はポーズのついたメッシュにポリペイントやマスキング情報を反対側にコピーしたり、反転する機能です。
 メッシュが左右対称でないポーズ付けがされていたとしても、ポリペイントを右から左へ、顔の片側から反対側へ、マスキングを活用しどの位置のペイントがミラーされるべきかを指定することが出来ます。
 またどちら側がペイント情報の元となるかを指定できます。

https://youtu.be/mQKWvIV9jzk

・最後の調整機能追加
 最後を調整の機能により、最後のアクションをスライダーで調整したり描いたストロークを繰り返す等、繰り返しアンドゥするのではなく一度描いたスカルプト、ペイント、マスクの強度を調整することができます。
 アンドゥ履歴のマーキングを活用し、それらに含まれるストロークを丸ごと調整もできます。

adjustlast-50.jpg

 

その他の追加された機能

・パレットをマウスホイールで上下にスクロールできるようになりました。
・変更されたポイントによるマスクにより、最後のストロークをマスクに変換できます。
 これを元に戻す履歴とともに使用して、マークされた元に戻すポイントの後に行われたすべてのストロークにマスクを適用することもできます。
・変更されたポイントによるPolyGroupを使用すると、最後のストロークをPolyGroupに変換できます。  これを元に戻す履歴とともに使用しマークされた元に戻すポイントの後に行われたすべてのストロークにポリグループを適用することもできます。
・BoostMaskおよびDiluteMask機能は、既存のマスクの形状と強度を調整するための追加オプションを提供します。
・[表示を再グループ化]オプションは、表示されているメッシュ内の既存のポリグループに新しいポリグループIDを割り当てます。

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