ピクトグラムやモノクロのアイコンなど明度がはっきりしたもの、もしくはひび割れや迷路などパスが必要なものなどをトレースするときに Trace Geometry ノードが役に立ちます。
Trace ノードを使うには、ビューシーン内かネットワークビューで Tab > Trace と入力します。
ノードが生成されるとサークルが表示されますが、これは Image Import が circle.pic になっているためです。ここを任意のファイルにすれば、その画像ファイルをトレースします。
たとえば以下のような画像を用意し、
Image Import にパスを設定するとその模様をトレースした模様のオブジェクトを生成します。
よくある使い方として、このノードの後に Extrude SOP を接続して、ロゴから面取りしたオブジェクトを作成したり、地理マップを走査したりします。 一連の画像を読み込めば、アニメーションさせることができます。
曲線をトレースするためふちに大量のポイントが発生するので、resample などでデータを整えることも重要です。
トレースする領域はパラメータから制御することができます。Threshold を使い、特定の明度のしきい値を超えた領域にフェースセットを生成します。
たとえば以下のような画像を用意し Image Import にパスを設定します。
Threshold の数値を 1 から下げていくと、描画される部分は増えていきます。
これは描画する明るさの許容範囲を広げた結果です。