独自の HDA やシステムを作っていると、Houdini から自動で返されるエラー警告のほかに、自分で決めたタイミングやトリガーで警告を出したい場合が出てきます。
このとき VOP ノードに属する Report Error を使ってエラーテキストを表示させることができます。
今回は例として、scatter で生成したポイントを使っています。
ポイント番号が 50 より大きければcompare は 1 を返します。
Report Error VOP node
パラメータ
Format String
レポートするテキストを入力します。
特定の入力の値を表示させるには % を使用します。 入力を複数用意した場合、接続の順番で % に格納されていきます。
% など特殊文字を表示するには \\% とします。
Report As
Nothing: メッセージを報告しない(0)
Warning: 警告として報告する(1)
Error: エラーとして報告する(2)
にそれぞれ該当します。
パラメータとしての Report As ではなく入力で制御する方が適切です。
入力 reportas に 0 を入力すると、なにも返しません。(Nothing)
1 を入力すると Warning として
2 を入力すると Error として警告します。
Input Operators
他の VOP と同じで、Input の順番を入れ替えることができます。
入力
Report As
上記 Report As と同じです。
Input Value 1…N
Format String で利用する変数を用意します。
Next Input
最大で64個の入力までを指定することができます。
出力
Formatted Output Text
Format String の内容に応じて入力値を形式化して作成された文字列です。
Report As が 0(Nothing)であっても出力されます。