Created on | Updated on

Report Error VOP node を使った独自の Error/Warning 出力

 

独自の HDA やシステムを作っていると、Houdini から自動で返されるエラー警告のほかに、自分で決めたタイミングやトリガーで警告を出したい場合が出てきます。

このとき VOP ノードに属する Report Error を使ってエラーテキストを表示させることができます。

mceclip1.png

今回は例として、scatter で生成したポイントを使っています。
ポイント番号が 50 より大きければcompare は 1 を返します。

mceclip11.png

Report Error VOP node

パラメータ

mceclip3.png

Format String

レポートするテキストを入力します。

特定の入力の値を表示させるには % を使用します。 入力を複数用意した場合、接続の順番で % に格納されていきます。

% など特殊文字を表示するには \\% とします。

Report As

Nothing: メッセージを報告しない(0)
Warning:
警告として報告する(1)
Error: エラーとして報告する(2)

にそれぞれ該当します。

パラメータとしての Report As ではなく入力で制御する方が適切です。

入力 reportas に 0 を入力すると、なにも返しません。(Nothing)

mceclip4.pngmceclip5.png

1 を入力すると Warning として

mceclip6.pngmceclip7.png

2 を入力すると Error として警告します。

mceclip8.pngmceclip9.png

Input Operators

他の VOP と同じで、Input の順番を入れ替えることができます。

入力

Report As

上記 Report As と同じです。

Input Value 1…N

Format String で利用する変数を用意します。

Next Input

最大で64個の入力までを指定することができます。

出力

Formatted Output Text

Format String の内容に応じて入力値を形式化して作成された文字列です。

Report As が 0(Nothing)であっても出力されます。

mceclip10.png

 

問題が解決しない場合は、Born Digital サポートまでお問い合わせ下さい。

※ 問い合わせ対応はBorn Digitalより製品をご購入頂きましたお客様のみのサービスとなります。ご了承下さい。
サポート問い合わせ