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ポイントノーマルからVelocityを作成する

DOPで使用するVelocityをSOPで事前に準備することができます。その際、ポイントに設定されたノーマルを元にVelocityを設定することができます。

いくつか方法はありますが、ノードとしてPoint VelocityまたはAttribute adjust Vectorを使用することができます。

 

Point Velocity

ポイントノーマルをVelocityにするには、InitializationをFrom Attributeに設定し、Attribute NameにNと入力します。

その下のScaleはAttribute Name に一致したアトリビュートがこの値と乗算されて初期ポイントVelocityが取得されます。

mceclip0.png

mceclip1.png

mceclip2.png

Nの各要素にScale値8を乗算した結果が反映されます。

 

Attribute adjust Vector

このノードはアトリビュートの値を可変させることができます。均一値またはエレメント毎に異なる値でベクトルの方向、長さ、またはそれらの両方を修正することができます。

それだけではなく、アトリビュートが存在しなかった場合は値を初期化したり、アトリビュートを他のアトリビュートとブレンドしたり、アトリビュートを特定の長さに制限するといったポスト処理が備わっています。

今までVOPで行っていたことをこのノード1つで行うことができます。

mceclip3.png

ポイントノーマルをもった状態で、Attribute adjust Vectorを接続します。

Attribute Nameにvを入力します。

Enable Pre-Processを有効にします。
Overwrite Initial Valueを有効にし、Initial Value FromをNormal Attributeに設定します。

mceclip4.png

Adjustment Valueで調整したい対象を設定することができます。

ベクトルは長さと方向の両方の特性を持ちます。 ここでは、どのベクトル特性を調整するのか選択することができます。

Length Onlyに設定するとベクトル方向をそのままにベクトル長を変更します。 例えば、このモードは、Velocityアトリビュートを扱う際にモーションの方向に影響を与えることなくその速度を変更することができます。

Direction & Lengthは、ベクトル全体を変更します。これは、ゼロ値のベクトルを調整することができる唯一のモードです。
Direction Only と Length Only は入力ベクトルが0の場合、どちらも入力ベクトルをゼロのままにします。

mceclip5.png

 

Operationは、生成された Adjust Value の値と入力のアトリビュート値を組み合わせる方法を指定します。 Addの場合、加算となり、Multiplyだと乗算になります。

Adjust Withは、Adjust Value を生成する方法を指定します。 Constant は、すべてのエレメントに対して同じ値を使用します。 Random と Noise は、ジオメトリのエレメント毎に可変する値を生成します。

mceclip6.png

mceclip7.png

 

 

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