■質問
Arnoldでレンダリングを実行する際に、どのCPUを選択するのが最適なのでしょうか?
■回答
Arnoldについて確認をしたところ、下記の特徴があるようです。
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- 設計思想
・高性能
・多スレッド対応への拡張性
・高メモリ効率
・使い易さ重視
・ログ(読み易さ、解析し易さ、予測し易さ)
- 特徴
高性能・高メモリ効率・拡張性
CPUの処理速度・コア数の増加に対し直線的比例で高速化。
クロック数 ✕ 物理コア = 性能予測
*Intel HTの場合は凡そ1.2倍の高速化が望める
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CPUを選択していく上で、大きな指標となるのが、CPUのクロック数とコア数になります。
クロック数はCPUの種類や世代によって、同じ数字でもパフォーマンスが違いますが、同時期に発売されたCPUのクロック数のパフォーマンスはそこまで大きな違いはないようです。
(様々なベンチマークのサイトでシングルスレッドの性能比較が載せてありますので、詳細が気になる方はお調べください。)
したがって、クロック数 ✕ コア数でパフォーマンスが出るとして、現状ではCPUのコア数がレンダリングのパフォーマンスに寄与していると考えてよさそうです。
下記ページは海外のサイトになりますが、Arnoldのレンダリングのベンチマークをまとめたものになります。
Arnold Render CPU & GPU Speed Benchmark for Maya - Review (antoniobosi.com)
こちらの結果を確認すると、コア数が多いものが軒並みレンダリングのパフォーマンスが良い結果となっています。
最後に、冒頭で説明したとおり、ArnoldのレンダリングはCPUの処理速度とコア数で高速化するような設計になっているので、1台のマシンで性能を最大限上げることを考えると、コア数の多いCPUを用意することが最善かと思われます。
※ 本記事は、Arnoldのレンダリング性能を最適にすることを約束するものではないことをご了承下さい。あくまで、一考察として捉えて頂ければ幸いです。