D5 Render2.9から地形作成行う事が出来るツールが追加されました。
ブラシ機能を使用して直感的に作成することが出来ます。
ここではどの様な機能があるのかをご紹介しています。
主な機能
・ブラシツールを使用し、スカルプティングとテクスチャペイントを行い、D5 で地形を直接作成することが出来ます。
さまざまなプリセットやハイトマップリソースとマテリアルテンプレートをワンクリックで簡単に適用し、D5 Scatter と組み合わせて、多様な自然の風景を簡単に作成出来るようになりました。
・上部のメニューバーに地形ツールが追加されました。
山をクリックすると風景がビューポートにデフォルトの地形として表示され、無限の平面と白いワイヤーフレーム内の編集可能な領域が表示されます。
編集可能な地形は 4000 m x 4000 m で、右クリックして左側のリソースリストから選択、非表示、または削除ができます。
・オブジェクトリストで地形を選択すると、右側のサイドバーで地形のスカルプティング、テクスチャペイント、高さマップの管理を有効にできます。
1..スカルプティング
・複数の地形スカルプティングモードをサポート
-盛り上げる: 選択した領域の高さを上げる
-掘り下げる: 選択した領域の高さを下げる
-消去: スカルプティングした形状を消去して、地形を以前の状態または平坦な状態に戻します
-滑らかにする: 地形の表面を滑らかにし、鋭い角や不自然な隆起を取り除きます
-平坦化: 選択した領域を平らにします。通常は平地やプラットフォームを作成するために
使用されます。
・スカルプトブラシ設定
-サイズ: スカルプトツールの影響を受ける領域のサイズを制御します
-強度: ツールが地形に与える影響の強さを制御します
-エッジフォールオフ: 中心から端に向かって減少する効果を制御します
-ブラシテクスチャ: ブラシライブラリのプリセットマップを使用して、スカルプトツールで
描画された形状を制御します。
・高さマップリソース
-D5 アセット ライブラリに「地形」ライブラリが追加されました。
簡単にアクセスできるように事前設定された地形テンプレートが提供されるようになりました。
-現在は最大10個の高さマップ リソースを同時に追加できます。
配置後、高さマップ (サポートされる形式は .png、.r16、.raw など) を、高さ設定、エッジ フォール
オフ、その他のパラメータとともに置き換えることができます。
-高さをリセット: 地形の高さをリセットするには、ランドスケープパネルの右側にある「詳細」
ボタンをクリックします。スカルプトブラシで作成されたすべての地形効果は、初期の平坦な
状態に戻ります。
2. 地形テクスチャ編集
・地形テクスチャ
-地形のさまざまな部分 (地面、傾斜、山頂) に異なるテクスチャを割り当てることができます。
-地面テクスチャは主にモデルの平坦な部分に表示され、最大6つのマテリアルをサポートします。
アセットライブラリを開き、必要なマテリアルを追加するには、「+」アイコンをクリックします。
最初のマテリアルは、地面を覆うプライマリテクスチャとして機能します。他の 5 つのマテリアル
はペイントツールを使用してプライマリテクスチャに追加できます。マテリアルをブレンドするた
めのいくつかのパラメーターが用意されています。
・ブラシ設定
-サイズ: ブラシの影響領域のサイズを調整します。
-強度: 新しい素材が元の素材を覆う範囲を制御します。
-エッジフォールオフ: 異なるマテリアル間の遷移を制御して、エッジに沿った有機的な外観を
実現します。
-ブラシテクスチャ: ブラシライブラリのプリセットマップを使用してブラシツールの形状を制御
できるようになります。
・傾斜テクスチャは主にモデルの急勾配の領域に表示され、侵食や風化のレベルを調整して自然な
傾斜効果を作成できます。
・ピークテクスチャはモデルの標高の高い領域に表示され、ピークの高度を維持するだけでなく、エッジブレンディング、浸食、UV ストレッチを調整して、よりリアルなピーク環境をシミュレートすることをサポートします。
・対応マテリアル
-すべてのマテリアルは、カスタムマップ、ベースカラー、法線、粗さ、ランダムUV をサポート
しています。
・マテリアルの削除
-現在のマテリアルを置き換えたり削除したりするには、マテリアルチャネルを右クリックするか、
その上にマウスを移動し [詳細] ボタンをクリックします。
これにより現在のマテリアルを置き換え/削除したり、テンプレートのオーバーライドを有効/無効
にしたり、現在のテクスチャをローカルに追加するなど、現在のマテリアル上に散布領域を作成
したりできます。
・マテリアル テンプレート: Assets > Terrain で利用でき、ワンクリックで適用できます。
3. 高さマップのインポート
・画像によって提示される「タイポグラフィックレリーフ」に基づき対応する 3D 地形モデルを生成します。その為のカスタム高度マップのインポートをサポートします。
・最小ビット深度16ビット、解像度2K以上の高さマップをインポートすることをお勧めします。
・高さマップは、地形の高さをグレースケール値で表すことができます。
通常、黒 (値 0) は最低点を示し、白 (値 255) は最高点を示します。
4. 地形上に散布図を作成する
・「マテリアルを選択」を使用して地形上に散布図を作成する機能をサポートします。
マテリアルを選択すると、山頂、斜面、地面のテクスチャが自動的に選択されます。
・Scatter に特定のマテリアルを選択するには、地形テクスチャ エディターで対応するマテリアル チャネルを右クリックし、「Create Scatter Area」を選択します。
注意: 「モデルの選択」方法は、地形上に散布を作成する場合にはサポートされていません。