ガイドスケルトンにプロパティを追加する
「Houdini20.5 リグ用のスケルトンを準備するパート1」では、ジョイントが fktransform コンポーネントでコントロールにプロモートされました。
次の例では、プロパティを使用して、コントロールに変換する APEX ジョイントと、コントロールの外観を指定していきたいと思います。
プロパティは、Attribute Adjust Dictionary SOP を使用して作成されます。
- 再度エレクトラから始めます。
OutputをSkin Surfaceで始めます。
- Attribute Adjust Dictionaryノードを追加し、接続します。
- Attribute NameをPropertiesに設定
- Attribute ClassをPointに設定
- プロパティを適用するスケルトンジョイントを選択します。
- Groupの横にある
をクリック
- ビューポートで指のジョイントを選択。複数のジョイントを選択する場合は⇧ Shift キーを使用する
-
Enterキーを押して確定。Groupパラメーターが選択したジョイントのポイント番号が入力されます
注意
異なるジョイントのセットにプロパティを追加したい場合、別々の Attribute Adjust Dictionary SOP を使用する必要があります。各 SOP のGroupパラメータを、異なるジョイントグループに設定してください。
- Groupの横にある
-
指のジョイントに対して回転をプロモートするように設定します。Set Valuesセクションで次のように設定します。
- Key = promote
- Type = String
- Value = r
-
指のジョイントのコントロール形状を設定します。Set Valuesセクションで次のように設定します:
- Number of Entriesの横にあるアイコンをクリックして、プロパティ辞書に新しいエントリを追加します。
- Key: shape
- Type: String
- Value: circle_wires
- Number of Entriesの横にあるアイコンをクリックして、プロパティ辞書に新しいエントリを追加します。
-
指のコントロールのサイズを設定します。Set Valuesセクションで次のように設定します:
- Number of Entriesの横にあるアイコンをクリックして、新しいエントリを追加します。
- Key: shapescale
- Type: Vector3
- Value: (0.2, 0.2, 0.2)
- Number of Entriesの横にあるアイコンをクリックして、新しいエントリを追加します。
-
ガイドジョイントのプロパティを表示するには、以下の手順を実行します。
- Attribute Adjust Dictionary SOPを選択します。
- ジオメトリスプレッドシートで、上部ツールバーから
を選択します。
- 指のジョイントについて、properties列のエントリを右クリックし、「Inspect」を選択します。以下のプロパティ辞書が表示されます。
- 「Houdini20.5 リグ用のスケルトンを準備するパート1」を参照して、Pack Folderを追加します。
- Auto Rig Componentを追加します。
-
APEX Autorig Component SOPでの設定は次のとおりです:
- Component Sourceを
fktransform
に設定 - Sourceタブで、
skeleton
をGuides.skel
に設定 - Controlsタブで、
tpromotegroup
、rpromotegroup
、spromotegroup
パラメータをクリアします。
これにより、fktransformコンポーネントによってジョイントがコントロールにプロモートされないようにします。
- Component Sourceを
-
fktransformコンポーネントによって取得されるコントロールプロパティを表示するには、以下の手順を実行します。
- fk APEX Autorig Component SOPを選択
- ビューポート上でEnterキーを押す
プロパティを設定した指のジョイントに回転用のコントローラーが追加されたことがわかります。