借用ライセンスはネットワークライセンス(マルチユーザライセンス)からライセンスを借用しネットワーク外の環境へ持ち出すことができます。この借用したライセンスを現在どのユーザが Autodesk Network License Manager からライセンスを借用しているかを確認するには、いくつかの異なる方法があります。
ライセンスの借用については下記のページをご確認ください。
https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/115000763247
LMTOOLS を使用して借用ライセンスを追跡する
- ライセンス サーバで LMTOOLS を起動します
- [Server Status]タブをクリックします
- [Perform Status Enquiry]ボタンをクリックします。
これは、現在ライセンス サーバが提供しているすべてのライセンス、および現在ライセンスを使用中のユーザのリストを表示します。借用ライセンスを使用しているユーザには、そのライセンスに関連した追加の「linger」値が表示されます。linger ステートメントに続く数値は、ライセンスが自動的にライセンス プールに返されるまで、借用状態となる時間(秒単位)を示します。
次の例では、(linger: 651600)はライセンスが 651,600 秒またはおよそ 7.5 日間借用されたことを示します(linger 値を 86,400 で除算することで日数に変換)。
[Server Status]から任意のユーザの借用期間の残りの時間を確認することはできず、初期借用期間の時間のみが分かります。実際の借用期間の残りの時間は、ソフトウェアを開始するとき、またはライセンスを期限前に返却するときにのみ、クライアント マシン上で表示することができます。
注: 借用ライセンスに表示される開始日と時刻は、ライセンス サーバを再起動したときに常にリセットされます(ただし、linger 値は変更されません)。このため、借用期間を計算するために、[Server Status]内の開始日と時刻に依存しないように注意してください。
lmutil を使用して借用ライセンスを追跡する
また、lmutil ツールを使用して、同じ情報を取得することができます。
- ターミナル(Mac または Linux)、またはライセンス サーバのコマンド ウィンドウを開きます。
- Network License Manager がインストールされているフォルダにナビゲートします
- 次のコマンドを入力します。
Windows:lmutil lmstat -a -c @YOUR_SERVER_NAME
Mac/Linux:./lmutil lmstat -a -c @YOUR_SERVER_NAME
これにより、LMTOOLS で Status Enquiry を実行したときと同じ情報が表示されます。また、製品のフィーチャ コードを指定することで、特定のオートデスク製品の使用状況を確認することができます。たとえば、次の構文は、lmutil に特定のライセンス サーバをチェックして、Building Design Suite Advanced 2016 のフィーチャ コードを指定するように指示します。
./lmutil lmstat -c @Nostromo.local -f 86443BDSADV_2016_0F
前の lmutil ステートメントとは異なり、結果の情報は指定された製品のみの情報に制限されます。
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