現象
CaraVRでC_ColourMatcherノードを使用すると、分析後の結果が最初の解析よりもよく表示されず、バンディングエフェクト(階調飛び)が作成されることがあります。
例として、ここで問題のあるカラーマッチング結果があります:
原因
C_ColourMatcherはカメラの入力全体を一致させることで動作し、黒い枠線を持つ丸いレンズを使用すると、カラーマッチャーをオフセットして結果を悪化させる可能性があります。
解決
上記の問題を回避するには、以下を行う必要があります。
- 黒い部分が含まれないように画像の周りを回転させることによって、カメラ入力のアルファを作成する
- C_CameraSolveノードが、マスクシェイプパラメータに対して上記で作成されたアルファを使用するように指示する
C_ColourMatcherノードは、露出と色を分析するときに同じアルファを使用し始め、処理中に画像の黒い部分を無視します。これにより、C_ColourMatcherノードの精度が向上します。
さらに、CaraVR 1.0v2 は、C_Stitcherノードでマルチバンドブレンディングモードを導入しました。ブレンドタイプをマルチバンドに設定すると、バンディングを減らすこともできます。
例として、修正が適用された最終的なカラーマッチング結果を次に示します。
NOTE: All images are courtesy of Universal Post
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