Slump(地滑り)を起こす領域を指定するためにマスクを作成します。
ここにHeightfield Slumpを追加します。
斜面を滑り落ちて麓に堆積する緩いマテリアルをシミュレーションします。
上記は16.5までと同じ結果です。
マニュアル参照・・・・・・・・・
スランプ(地すべり)とは、緩く結束された物質の粘性塊または岩盤層が斜面を短い距離だけ移動しただけで引き起こされる大規模な崩壊の一つです。 不安定に積み重ねられた瓦礫がもっと安定した状態に落ち着こうとする時に、そのスランプ(地すべり)をRepose Angle(安息角)で滑り止まらせるといったことをよくします。
Height Field Erodeはアニメーションフレームにわたって反復されていく侵食をシミュレーションするのに対し、 このノードは、一度にすべてのスランプ(地すべり)の効果を計算して適用します。
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17.0では、スムーズな領域を作成するのではなく、粗いコンクリートに似た凹凸のある領域を作成する、スランプモード「Granular(粒状)」が追加されました。
Heiftfield SlumpにてSlump ModeをGranularに変更します。これにより、Stability Mask以下のオプションが変更されます。
- Stability Maskは、安定した場所を定義することができます。
例えば、傾斜の緩い部分のマスクをレイヤーにして、それをStability Maskとして定義します。
これで、Stabilityとして定義した領域で地滑りが止まりその部分にDeblisが堆積します。
例えば、森などは木の種類によっては根により地滑りが少なかったりというような効果を加えることができます。 - Quantizationは、地滑りで流れた部分をどのくらい塊にするかどうかです。
値が小さい場合、連続した(流れている)状態となります。 - Grid Biasは流れる方向へのバイアスです。0はバイアスなしですべての方向に均等になります。
17.0.370ではDo Erosionを有効にするとErrorが表示されます。こちらは検証中です。
Slumpを実行すると、Flowレイヤーが作成されます。