HQueueにてRedshiftをレンダリングするにはいくつかの注意点があります。
1.HQueue実行アカウントにてプラグインがロードできているか?
Hqueueを実行するアカウントにて、Houdini non-GUIツールからRedshift plugin libを初期化できるか確認する必要があります。
この場合、HQueueからRedshiftジョブを送信しても、レンダリングが実行されません。この時、下記のようにRedshift関連のノードがみつからないといったエラーが表示されます。
Error: Bad node type found: redshift_material in /shop/rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1.
Warning: Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/redshift_material1
Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/redshift_material1
Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/redshift_material1
Error: Bad node type found: redshift::Architectural in /shop/rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1.
Warning: Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/Architectural1
Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/Architectural1
Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/Architectural1
Ignoring data for locked node: rs_architectural_generalwhite/redshift_vopnet1/Architectural1
このようなエラーが表示される場合、Redshift自体がロードできていないため、
- クライアントPCにて、HQueueを実行するアカウント(サービスのHQueue Clientに設定したアカウント)にてログインします。
- HoudiniのCommand Line Toolsを開きます。
- 開いたウィンドウに、hythonと入力し、Enterキーを押します。
- アカウントにてRedshiftが正しく設定されていると下記のように、Redshiftが認識していることを
確認することができます。
もし、ここでRedshiftがロードされていない場合、そのアカウントのhoudini.envにて、RedshiftをHoudiniがロードするように設定する必要があります。下記を参照し、Houdini.envにRedshiftパスを追加してください。
2.ジョブを送信するPCとHQueueで使用するHoudiniバージョン(Target HFS)があっているか?
デフォルトのTarget HFSパスは以下のように設定されています。
- $HQROOT = ネットワーク上の共有フォルダの場所
- $HQCLIENTARCH がOS の情報
つまり、HQueue Serverで定義された共有フォルダにインストールされているHoudiniを使用するということになります。ここで定義されたHoudiniバージョンとRedshiftのバージョンがあっていない場合、HQueueは以下のようなエラーを表示します。
このようなエラーをHQueueで確認しましたら、Redshift側のログを開いています。
クライアントPCの下記の場所にログが保存されています。
C:\ProgramData\Redshift\Log\Log.Latest.0
ファイルはHTMLで保存され、Log.Latest.0となっているフォルダが最新となります。
ログを表示すると下記のようにHoudiniとRedshiftプラグインバージョンがあっていないというエラーが出ている場合があります。
共有フォルダにあるHoudiniを立ち上げる必要がない(各クライアントにおいて同じディレクトリにHoudiniをインストールしている)場合は、下記のようにクライアントで起動するHoudiniを指定することができます。
共有フォルダ上のHoudiniを使用する場合は、シーンを作成したおおもとのPCにインストールされているHoudiniおよびRedshiftとバージョンがあっているか確認しましょう。
3.Redshift ROPの設定があっていない
HQueueにてジョブを実行した際に、HQueue自体に下記のようなエラーが表示され、かつ、Redshiftのログが生成されない場合は
Bad node type found: redshift_material in /obj/shopnet1/mt_ground/