■対象バージョン
Maya2015~
Pulldonwit for Maya はMaya用の破壊シミュレーションを行うプラグインになります。
THINKINETIC
https://www.pulldownit.com/index.php
弊社では取り扱いはないのですが、最近フローティングライセンス版のインストールを試すことがありましたのでその手順を紹介いたします。
Pulldownitのインストールを試したMayaのバージョンは2018になります。
1.
Pulldownitプラグインをダウンロードします。
下記ページにログインをしてからダウンロードを行って下さい。
http://www.pulldownit.com/login.php
プラグイン購入時にメールで案内されているログイン情報を使用して下さい。
ログイン後、DOWNLOAD PROGRAM より対象のプラグインをダウンロードします。
2.
Pulldownitプラグインを使用するクライアントマシンにインストールします。
1.でダウンロードしたPullDownItのプラグインファイルを解凍し、任意のフォルダを保存します。
例)
E:\PDI\pdipro40__Maya2018_x64fltt
保存先のフォルダはその他のプラグインを管理しているフォルダ等があれば、そちらに置いて頂ければ問題ありません。
3.
Mayaを起動し、スクリプトエディタで下記コマンドを実行します。
getenv MAYA_MODULE_PATH
;
上記コマンドによりMayaが起動時に読み込むモジュールフォルダのパスを確認します。
起動しているMayaのモジュールパスが返ってきます。
下記はMaya2018の実行例になります。環境によって返ってくるフォルダパスに違いがあります。
=====
C:/Program Files/Autodesk/Maya2018/modules;
E:/Users/hosomi/Documents/maya/2018/modules;
E:/Users/hosomi/Documents/maya/modules;
C:/Program Files/Common Files/Autodesk Shared/Modules/maya/2018
=====
実行結果を確認したら、一旦Mayaは落とします。
4.
2.の手順で取得したモジュールフォルダのうちいづれか一つ選択し、Windowsエクスプローラで開きます。
そのフォルダにpdiMaya40.txtを移動します。
通常であれば、モジュールパスは下記のパスになります。
C:/Program Files/Autodesk/MayaXXXX/modules
今回は、Maya2018のプリファレンスのmodulesフォルダを指定しております。
5.
pdiMaya40.txtをテキストエディタで開き、下記のように編集を行います。
=====
+ Thinkinetic 4.0 E:\PDI\pdipro40__Maya2018_x64fltt\
=====
指定しているパスは、2.の手順で保存したプラグインフォルダのルートになります。
6.
Mayaを起動し、上部メニューのWindows > Setting/Preferences > Plug-in Managerを開きます。
"pdiMaya4x"という項目が追加されていますので、プラグインをロードします。
ロードするとライセンス情報を入力するウィンドウが表示されますので、メールでお知らせしている
ユーザー情報とライセンスキーを入力して登録を行います。
以上になります。
今回インストールを試したPulldownit floating licenseはインタネット接続が必要です。開発が用意しているリモートサーバーに接続し、ユーザー側でライセンスサーバーをセットアップする必要はありません。
インターネットに接続するためにプロキシサーバーを使用している場合は、ライセンスダイアログにプロキシデータを入力して、サーバーと接続しソフトウェアを正しく有効にする必要があります。
ファイアウォールがサーバーをブロックしている可能性がある場合、ネットワーク管理者にポート8080を開いてもらいプラグインがサーバーに接続できるようにしてください。