概要
Nukeで作成したノードの組み合わせをgizmoとして登録し、オリジナルノードを作成します。
詳細
gizmoを作成する
1.作成したい効果のカスタムノードを作成します。任意のノードを組み合わせます。
例では下の画像のようにTextノードのみを使います。
2.ノードをツールバーのOther>Groupを選択し(またはCtrl/Cmd+Gを押す)、ノードをグループ化します。
グループ化したノードはプロパティのSマーク(show the internal structure of this group node)をクリックするとグループ内のノードをノードグラフで確認することができます。
3.グループノードのプロパティの[Export as gizmo]をクリックし、作成したグループをgizmoとしてエクスポートします。拡張子が.gizmoとして保存されます。
gizmoにコントロールを追加する
-テキスト入力コントロール
この例では作業バージョン表記を入力できるようなテキスト入力ボックスを追加します。
1.先ほど作成したGroupノードのプロパティで何もないところを右クリックし、[Manage User Knobs]を選択します。
2.表示されるダイアログの[Add]>[Text input knob]>[Text Knob]にコントロールする名前(Name)ラベル(label)にversionと入力します。[Tooltip]にはマウスオーバーした際に表示されるメッセージを追加します。ここでは[Enter the version number here]と入力します。
3.コントロールする内容を追加したら[OK]>[Done]でダイアログを閉じます。グループノードにuserタブが追加されテキスト入力が追加されます。
※コントロールの追加はNukeバージョン11.2からプロパティの鉛筆マークからも簡単に追加することができます。
4.グループの中にあるtextノードのプロパティを開きmessageにエクスプレッション[value version]と入力します。このエクスプレッションは、前の手順で作成したGroupノードのversionという名前のコントロールを呼び出します。GroupノードのVersionフィールドに入力されたものは、Text1ノードの結果として表示されます。
-上記の例で追加したバージョン表記の表示/非表示をコントロールするチェックボックスを追加する
1.Groupノードのプロパティで何もないところを右クリックし、[Manage User Knobs]を選択します。
2.ダイアログボックス>[Add]>Check box>コントロールする名前(Name)にhideversion、ラベル(label)にHide the version numberと入力します。OK>Doneをクリックしてダイアログボックスを閉じます。チェックボックスが追加されます。
3.Groupノード内のtextノードのプロパティ>Nodeタブに移動し[disable]チェックボックスの上で右クリックし[add expression]を選択します。
エクスプレッションダイアログに[parent.hideversion]と入力します。
GroupノードのHide the version numberチェックボックスをチェックするとテキストの表示が非表示になります。
関連記事
Nuke11.2に追加されたuser knob editingについては下記のページをご参考ください。
https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/360009587353
参考ページ