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Thinkbox Software: ライセンスサーバのマニュアルインストール(Windows環境)

■概要

Windows環境へのThinkbox Software製品のライセンスサーバのマニュアルインストールについて説明します。

Thinkboxのライセンスサーバのインストーラを使用してインストールする場合は下記ページをご参照下さい。

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/232191228

 

■ライセンスサーバのインストールを始める前に・・・

ライセンスサーバでライセンスの設定を行う前に、ライセンスファイルを取得する必要があります。
なお、ライセンスファイルの取得には、ライセンスサーバとなるPCののホスト名とイーサネットMACアドレスの情報が必要となります。
ライセンスサーバのホスト情報の取得方法が分からない場合は、下記ページをご参照下さい。

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/231942527

 

■ライセンスサーバのダウンロード

ライセンスサーバのインストーラは下記ページよりダウンロード可能です。
ダウンロードを行うには、Amazonのアカウントでログインする必要がございます。

ライセンスサーバのダウンロードの各項目は以下になります。

  • Installers
     → ライセンスサーバのインストーラ
  • Information Tools
     → ライセンスファイル発行に必要な情報を取得するツール
  • Manual Install Files
     → ライセンスサーバのマニュアルインストール用ファイル

 

■ライセンスサーバのインストール

※ ライセンスサーバのインストールは”C:\Thinkbox\License Server”に行っておりますが、インストールフォルダは任意のフォルダで問題ありません。
※ ライセンスサーバのインストールに使用したインストールファイルは、Windows 64bitを使用しています。

1.
ダウンロードしたライセンスサーバのインストールファイルを解凍します。
解凍フォルダには、以下の4つのファイルがあります。

lmgrd.exe
lmtools.exe
lmutil.exe
thinkbox.exe

unzip_manualInstaller.png

これらの4つのファイルをライセンスサーバのインストールフォルダ(C:\Thinkbox\License Server\)にコピーします。

2.
あらかじめ取得しておいたThinkbox Software製品のライセンスファイルをライセンスサーバのインストールフォルダ(C:\Thinkbox\License Server\)にコピーします。

licenseServer_installFolder.png

3.
ライセンスサーバの環境設定を行います。
Windows環境の場合、ライセンスサーバ管理用のアプリケーション”LMTools”を使用してライセンスサーバの設定をします。
まず、インストールフォルダ内にある”lmtools.exe”を実行させてLMtoolsを起動させます。

lmtools_1.png

 

4.
LMToolsの[Service/License File]タブで、”Configuration using Services”が選択されているかを確認します。

lmtools_2.png

5.
[Config Services]タブに移動します。
デフォルトで作成されているサービス”Flexlm Services 1″を[Remove Service]を押して削除します。
[Remove Service]を押すと、サービスを削除しますかと確認のダイアログが表示されますので、[はい]を押して削除します。

lmtools_3_3.png

デフォルトのサービスを削除した後、”Service Name”に任意のサービス名を入力して、新しいサービスを作成します。
今回は、 Thinkbox License Manager としてサービスを作成します。

6.
“Path to the lmgrd.exe file”フィールドに、Network License Manager のEXEファイル(lmgrd.exe)のパスを入力するか、[Browse]をクリックしてファイルの場所を指定します。

lmtools_4.png

 

7.
“Path to the license File”フィールドで、ライセンスファイルのパスを参照します。入手したライセンスファイルを指定して下さい。

lmtools_5.png

8.
“Path to the debug log file”に、デバッグログのパスを入力するか、[Browse]をクリックしてログファイルを指定します。
ログファイルがない場合は、ファイルダイアログでログファイル名を指定して保存をします。

lmtools_6.png

 

9.
Thinkbox SoftwareのライセンスサービスをWindowsサービスとして実行する場合には、”Use Services”にチェックを入れます。
システム起動時に、サービスを自動的に開始させるには、”Start Server atPower Up”にチェックを入れます。

lmtools_7.png

 

10.
Thinkboxのサービスの設定が完了しましたので、[Save Service]を押してThinkboxのサービスの環境設定を保存します。
サービスの設定を保存しますかという確認に対して、[はい]をクリックします。

lmtools_8_1.png

 

11.
[Start/Stop/Reread]タブに移動して、[Stop Server]を押して頂き、その後[Start Server]を押して下さい。

lmtools_9.png

 

以上で、ライセンスサーバの設定は終了です。

 
 

■ライセンスサーバが動かない場合

ライセンスサーバの設定後、ライセンスサーバが正常に動作しない場合、

下記の情報をメールにてsupport@borndigital.co.jpまでお送り下さい。

・お客様名
・製品名及びバージョン
・ライセンスファイル
・デバッグログ
・Perform Status Enquiryをクリックして表示された結果

 

問題が解決しない場合は、Born Digital サポートまでお問い合わせ下さい。

※ 問い合わせ対応はBorn Digitalより製品をご購入頂きましたお客様のみのサービスとなります。ご了承下さい。
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