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環境変数 MAYA_DISABLE_CASCADING にてカスケードの機能をオフ(無効)にする(Maya2014以降)

■ 説明

AutodeskWebサイト:http://tech.autodesk.jp/faq/faq/adsk_result_dd.asp?QA_ID=8728

通常ライセンスサーバに、単品製品とSuite製品が混在している場合、Mayaを起動すると単品製品を優先してライセンスを使用するようになっています。
また単品製品のライセンスが既に使用されていて使用可能な単品のライセンスが無い場合はSuiteのライセンスで起動します。(この機能をカスケードといいます)

 MAYA_DISABLE_CASCADINGを設定することで、カスケードの機能をオフ(無効)にすることが出来ます。

この環境変数を設定すると、Mayaをインストールしたときに使用したプロダクトキーに紐づいた製品のライセンスのみでしか起動できなくなります。

例)
ライセンスサーバにMaya単品とMaya Entertainment Creation Suiteのライセンスがあるとします。また、MayaをインストールするときにMaya Entertainment Creation Suiteのプロダクトキーでインストールしました。

■MAYA_DISABLE_CASCADINGを設定しない場合:
Mayaを起動すると、単品ライセンスで起動します。ただし、単品ライセンスが使い切られている場合はMaya Entertainment Creation Suiteのライセンスで起動します。

■MAYA_DISABLE_CASCADINGを設定した場合:
Mayaを起動するとMaya Entertainment Creation Suiteのライセンスのみで起動します。単品製品のライセンスが余っていてもそのライセンスを使用して起動することは出来ません。

なお、この環境変数値は何を設定しても有効になります。無効にするにはこの環境変数の削除を行なってください。

 

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