Pixologic 時代の ZBrush プリセットを Maxon ZBrush に持ち込むことは可能ですか？

質問

Pixologic 時代に作った以下を Maxon ZBrush に持ち込むことは可能ですか？

はい。いずれも可能です。

Pixologic から Maxon に体制が変わった後も、ZBrush 自体の開発は Pixologic 時代の開発チームが引き続き取り組んでいます。

今後のリリースで新しい機能、プロセス、機能が追加されることはあっても、既存の機能が削除されることはありません。

また手法もこれまでと同じ手順でカスタマイズできます：

ツールセット（ZPR, ZTL）

ZPR 形式は [ファイル] メニューから実行可能な保存形式です。
特徴は ZBrush 内での編集情報をすべて保存します。
したがって、ヒストリーが残っていれば前の形状に戻る事も出来る便利な形式ですが、その分容量が大きくなります。

ZTL 形式は [ツール] から保存する事で使用できる保存形式です。
特徴は作成したパーツを個々に保存する事が出来ます。
また、ヒストリーはすべて削除されます。

なお、ZBrush 2023 の新機能としてそれぞれに新しい保存オプションが追加されています。

1. 外部からダウンロードした .ZBP ファイル（ZBrushブラシパッケージ）を指定のフォルダにコピーします。
  Quick Pick に配置：C:\Program Files\Maxon ZBrush 20xx\ZStartup\BrushPresets
  ライトボックス > ブラシタブに配置：C:\Program Files\Maxon ZBrush 2023\ZBrushes
2. ZBrush を起動中であれば再起動します。

1. ZBrush を起動し、カスタマイズしたいボタン/スライダー/パレットを Ctrl+Alt+LMB で選択します。
2. 以下のように案内が出るので、任意のキーまたはキーの組み合わせを入力します。
3. 成功すればそのキーがホットキーに設定されますが、この段階では今の ZBrush にしか反映されず、保存せずに終了するとホットキーが外されます。
4. [環境設定] > [ホットキー(ショートカットキー)] > [保存] を選択し、C:\Users\Public\Documents\ZBrushData20xx\ZStartup\Hotkeys 下に .txt ファイルを作成します。
5. これで ZBrush を終了してもホットキーが引き継がれるようになりました。一時的なホットキーであれば保存せずに使うことも可能です。

既存の Hotkeys.txt をコピーする

1. ホットキーを設定すると C:\Users\Public\Documents\ZBrushData20xx\ZStartup\Hotkeys 下に Hotkeys.txt が作成されています。古いバージョンの .txt ファイルを新しいバージョンに持ち込むこともできます。
2. （.txt ファイルを新しいバージョンの \ZStartup\Hotkeys にそのままコピーしてもいいですが、）ZBrush を開き、[環境設定] > [ホットキー(ショートカットキー)] > [読込] を選択し、コピーしたい .txt ファイルを選択します。
3. 現在の ZBrush でホットキーが適用されていることを確認したら、[環境設定] > [ホットキー(ショートカットキー)] > [保存] を選択し、新しいバージョンの \ZStartup\Hotkeys に保存します。