H19.5からHqueueの仕様が変更されました。
WindowsのHQueueクライアントサービスは、マシンの再起動後のクライアントの起動を管理するスケジュールタスクに置き換えられています。このサービスを廃止することで、HQueueクライアントがマップされたドライブレターを認識せず、UNCパス経由でしかネットワークファイルにアクセスできない問題が修正されました。
※これを実行するにはHQueue Cleintを実行するPCがWindows 10 Pro以上である必要があります。Windows 10 Homeでは、基本的にローカルセキュリティポリシーを設定することができません。
WindowsメニューからWindows管理ツール>タスクスケジューラーを実行します。
タスクスケジューラーからタスクスケジューラーライブラリを選択し、HQueue Cleintを探します。
この時の実行結果が下記のようになっている場合、起動時にタスクが実行できず、HQueue Cleintが起動していません。
右クリックからプロパティを開きます。
全般タブにあるユーザーまたはグループの変更ボタンをクリックします。
この部分には、そのマシンに実際に存在するアカウントかつ共有ネットワークフォルダにアクセスできる名前を入力します。
例)この環境ではrenderというアカウントを作成し、そのアカウントで共有ネットワークフォルダにアクセスできる状態になっています。
「名前の確認」ボタンをクリックして、アカウントが設定されます。
OKをクリックすると、指定したアカウントのパスワードが求められるため、パスワードを入力します。
この時、下記のエラーが表示される可能性があります。
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このタスクでは、指定されたユーザー アカウントに "バッチ ジョブとしてログオン" の権利が必要です。このポリシーの設定の詳細については、ヘルプの「タスクのセキュリティ コンテキスト」を参照してください。
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このエラーが表示された場合、ローカル グループ ポリシー エディターでの設定が必要になります。
ローカルセキュリティポリシーを設定します。
キーボードの Windwos ロゴキーを押しながら「R」キーを押します。
「ファイル名を指定して実行」ダイアログが起動します。
「control admintools」と入力して「OK」をクリックします。
ローカルセキュリティポリシーをダブルクリックして開きます。
ローカルポリシー>ユーザー権利の割り当てを開きます。
バッチジョブとしてログオンをダブルクリックで実行します。
開いたウィンドウにて一覧にあるアカウントがバッチジョブを実行できるアカウントです。
今回はローカルユーザーで作成した「render」というアカウントでバッチジョブを実行したいので「render」というアカウントを追加します。
「ユーザーまたはグループの追加」ボタンをクリックします。
「ユーザー または グループ の選択」ダイアログが起動します。
追加したいアカウントを入力し、「名前の確認」ボタンをクリックします。
最後に「OK」をクリックします。
一覧にアカウントが追加されたことを確認します。
再度タスクスケジューラーに戻ります。
再度プロパティを開き、全般タブにあるユーザーまたはグループの変更ボタンをクリックします。
この部分には、そのマシンに実際に存在するアカウントかつ共有ネットワークフォルダにアクセスできる名前を入力します。
例)この環境ではrenderというアカウントを作成し、そのアカウントで共有ネットワークフォルダにアクセスできる状態になっています。
「名前の確認」ボタンをクリックして、アカウントが設定されます。
OKをクリックすると、指定したアカウントのパスワードが求められるため、パスワードを入力します。
今度はそのままウィンドウが閉じます。
マシンを再起動するか右クリックから実行を行い、少し待ちます。
実行されると実行結果に以下のように表示されます。
この状態でHQueue Serverからクライアントをみると、クライアントが利用可能になっていることがわかります。