Nukeのフィルターにはいくつか光を表現するノードが用意されています。
このページではGodRayノードを使用して窓から差し込む光の表現方法を紹介します。
まず窓の枠をRotoで描きます。この時Rotoのプロパティをoutput>rgbaに変更します。
NoiseノードとRotoをMergeノードで合成して合成モードをmultiplyに変更します。
表示結果は下のようになります。
Mergeノードの下にGodRaysノードをつけます。GodRaysノードを有効にするとcenterとtranslateのポイントが表示されます。centerからtranslateに向かって光が伸びていきます。この二つのポイントの位置を調整しながら光の角度を決めます。この時光の距離が大きくなりバウンディングボックスも大きくなります。(重くなります)
Mergeノードで元の窓の画をoverで合成します。
窓から光が差し込んでいるようになりましたが、白さが強いのでMergeノードのMixで光の割合を調整します。
スクリプトは下のようになります。
これで完成です。
このようにGodRaysノードはスポットライト、雲間から差し込む光などの効果に使われます。