Macの起動直後に特定のキーを押し続けることで、様々な起動時のオプションを選択することができます。
Macの動作関連のトラブル解決に役立ちます。
1. シングルユーザモードで起動
command + S キーを押したまま起動
コマンドラインを実行できるCUI環境で起動します。
fsck コマンド等が利用できるので、ファイルシステムの検査と修復ができます。
シングルユーザモードを終了する場合は、
exit
または
reboot
コマンドを実行してMacを起動または再起動します。
2. 起動ディクスを選択して起動
option キーを押したまま起動
Startup Manager を使用し、Macに接続されている起動可能なドライブを選択して起動することができます。同一あるいは異なるmac OSのバージョンがインストールされたシステムを運用することができます。
3. CD、DVD、USBメモリから起動
C キーを押したまま起動
Mac OSが設定されているCD、DVD、USBメモリーから起動することができます。
4. NVRAM、PRAMをリセットして起動
option + command + P + R キーを押したまま起動
Macの電源を入れて上記の4つキーを押し続けると再起動している状態になります。起動音が鳴るときは2回以上鳴るまで押し続け、その後にキーを放します。音量、ディスプレイの解像度、起動ディスク、時間帯等をリセットすることができます。
5. セーフモード(セーフブート)で起動
shift キーを押したまま起動
使用しているMacと互換性のない起動項目があって、Macが正常動作できないときは、セーフモードで起動して問題を切り分け解決の手口をつかむことができます。
セーフモードは、
・ 必要なカーネル機能拡張のみ読み込みます。
・ 起動項目とログイン項目を読み込みません。
・ ユーザーがインストールしたフォントを読み込みません。
・ カーネルキャッシュ、フォントキャッシュ、システムキャッシュを削除します。
・ 起動ディスクの検証をして、ディレクトリの問題の修復を行います。
6. macOS復元システムで起動
command + R を押したまま起動
内蔵の macOS 復元システムで起動することができます
「macOS ユーティリティ」ウインドウが表示され、ドライブの初期化やmac OS を再インストールすることができます。
7. ターゲットディスクモードで起動
T キーを押したまま起動
Macの外部ディスクとして起動します。FireWire、Thunderbolt、USB-Cで接続した別のMacの外部ディスクとして取り扱うことができます。ターゲットディスクモードを終了するには、Macの電源ボタンを長押しします。