IKでコントロールされているジョイント及びシェイプに[メニュー:リギング] > スキン > バインドポーズに移動(Go To Bind Pose) を実行しても動作しないケースがあります。 インフルエンスとなっているジョイントがIKの場合「バインドポーズに移動」には機能の制限があり、以下のエラーメッセージが出ている場合は、この動作は仕様でありバグではありません。
// エラー: file: C:/Program Files/Autodesk/Maya2017/scripts/others/gotoBindPose.mel line 63: ポーズを実現できません。スクリプト エディタの診断を確認してください。 //
この時には以下の2つの原因が考えられます。
- IKハンドルが親を持っている
- IKハンドルにアニメーションがついている
バインドポーズに移動:可能 |
バインドポーズに移動:不可 |
バインドポーズに移動:不可 |
この場合はFKによるコントロールを有効にすることで、「バインドポーズに移動」が使えるようになります。 ただしこの方法でバインドポーズに戻した時には、ジョイントはバインドボーズに戻りますがIKハンドルは移動しません。
- 任意のIKハンドルのFKを有効にする
- 原因となっているIKハンドルを選択
- アトリビュートエディタを開く
- IKソルバアトリビュート > IK/FK コントロール(IK FK Control) をONにします
- 全てのIKハンドルのFKを有効にする
- [メニュー] > スケルトン > IK/FKコントロールの有効化(Enable IK/FK Control)
※この時それぞれの”IK/FK コントロール アトリビュート”は変化しません
- [メニュー] > スケルトン > IK/FKコントロールの有効化(Enable IK/FK Control)