SideFXのチュートリアルページにOSM Impoterに関するチュートリアルが公開されました。
https://sidefx.com/tutorials/osm-importer/
上記を参照して、OSM Importの使用方法をご紹介いたします。
OSM Importerでは、Open Street Mapデータからデータをインポートできます。 これは、地球大部分の公開データベースです。
このOSM ImporterはSideFX社が公開しているGame Development Toolsetに含まれており、GitHubからだれでもダウンロードが可能です。
Game Development Toolset
ゲーム開発のためのさまざまなタスクを持つHoudiniユーザーをサポートするツールです。
Wikiに詳細が記載されています。
https://github.com/sideeffects/GameDevelopmentToolset/wiki
インストール手順
githubにて、[Cone]ボタンまたは[Download]ボタンを使用してリポジトリをダウンロードします。
次に任意に選択したディレクトリにダウンロードしたZIPを回答します。
使用しているオペレーティングシステムに応じて下記を確認し、houdini.envファイルをテキストエディタで開きます。
Windows
C:\Users\[username]\Documents\houdini[ver#]
OSX
/Users/[username]/Library/Preferences/houdini/[ver#]
Houdini.envのHOUDINI_PATH の行に、解凍したGameDevelopmentToolsetまでのパスを追加します。
HOUDINI_PATH = "F:\GameDevelopmentToolse;&"
※セミコロンで区切った後に必ず&は追加してください。&がない場合、デフォルトで定義されているHoudiniファイルがロードされません。
プラグインが正しく読み取られているか確認します。
Tabキーを押し、Gamesというメニューが追加されていることを確認します。
OSMのダウンロード
http://www.openstreetmap.orgにアクセスします。
ダウンロードしたい場所を開き、Exportボタンをクリックします。
Houdiniでの使用
/obj/geoにOSM Importerノードを作成します。
作成されたOSM ImporterノードにダウンロードしたOSMファイルを読み込むと、下記のようにデータが作成されます。
Geometry Spreadsheetを開き、Primitives表示にするとStreetやBuilding等の情報が表示されます。
blastノードを追加し、OSM ImporterのOutputを接続します。
Blast geometryノードは、プリミティブやエッジ等を削除します。
Geometry Spreadsheetを確認すると、highwayというアトリビュートが存在します。
BlastノードのGroupに下記のように追加します。
@highway!=0
Delete Non Selectedを有効にして、選択していないものを削除します。
highwayアトリビュートに0以外の部分が抽出されます。
blastノードを複製し、更に接続、Group部分に下記を記述します。
@highway=primary
highway後日ユーとがprimaryとなっている部分のみが抽出されます。
再度Blastを複製し、OSM Importerの下に接続します。
Groupには、下記のように記載します。
@building!=0
結果は下記のようにBuildingになっている部分だけを抽出することができます。
「OSMデータからビルを作成」に続く