■ライセンス借用について
Auotdesk製品のネットワークライセンス(保守プランのネットワークライセンス、サブスクリプションのマルチユーザーライセンス)を使用している場合、ライセンスサーバーのあるネットワーク環境の外でAutodesk製品を使用するために、指定した期間においてライセンスサーバーからライセンスを借用してAutodesk製品を使用することが可能です。
指定したライセンス借用期限を越えると、借用したライセンスは自動的にライセンスサーバーに返却されます。もちろん、ライセンス借用期限の前にライセンスを返却することも可能です。この場合には手動でライセンスを返却することが必要となります。
■ライセンス借用期間
ライセンス借用が可能な期間は、最大で6ヶ月になります。
■ライセンス借用の手順
今回は、例としてMayaでのライセンス借用での手順で説明をしておりますが、その他のAutodesk製品のライセンス借用の方法もMayaでの方法と同様の手順となります。
1.
Mayaの上部メニューのHelp > About Maya(ヘルプ > Mayaについて)を実行します。
表示される"About Autodesk Maya(Autodesk Mayaについて)"のウィンドウから[Product License Information(製品のライセンス情報)]を選択します。
2.
Maya2016までのバージョンとMaya2017以降のバージョンで表示されるウィンドウが異なります。
- Maya2016まで
"Product License Information"ウィンドウが表示されます。
[Borrow License...(ライセンスを借用...)]ボタンをクリックします。
- Maya2017以降
"License Manager"ウィンドウが表示されます。
[Borrow(借用)]ボタンをクリックします。
3.
"Borrow a License(ライセンスを借用)"ウィンドウが表示されます。
カレンダーからライセンスを借用しておく日にちを指定してから、[Borrow License(ライセンスを借用)]ボタンをクリックします。
4.
ライセンスの借用に成功しますと、下記ダイアログが表示されます。
以上で、ライセンスの借用は完了です。
■ライセンスの返却
次に、借用したライセンスの返却について説明します。
基本的に、ライセンス借用の手順と同様に行えば、ライセンスの返却は可能です。
1.
ライセンスサーバマシンにネットワーク接続している状態でMayaを起動します。
ライセンスの借用の手順1と同様に、[Product License Information(製品のライセンス情報)]を開きます。
2.
Maya2016までのバージョンとMaya2017以降のバージョンで表示されるウィンドウが異なります。
- Maya2016まで
"Product License Information"ウィンドウが表示されます。
[Return License...(ライセンスを返却...)]ボタンをクリックします。
- Maya2017以降
"License Manager"ウィンドウが表示されます。
[Borrow(借用)]ボタンをクリックします。
3.
ライセンスの返却の確認ダイアログが表示されます。
[Yes]をクリックして、ライセンスを返却します。
ライセンスの返却が完了しますと、下記ダイアログが表示されます。