Creative CloudではCS6、CCのどちらのバージョンもダウンロードして使用することが可能です。
ただし仕事内容によってはバージョンを固定する必要があるケースがあります。
その場合に活用できるのがCreative Cloud Packagerです。
管理画面(アドミンコンソール)の右側メニューの下部にひっそりダウンロードリンクが掲載されています。
環境(Win/Mac)に合わせてダウンロードしてください。
パッケージの作成方法
1. Creative Cloud Packager を起動します。
- Windows : スタート/すべてのプログラム/Adobe/Creative Cloud Packager を選択します。
- Mac OS : Macintosh HD/Applications/Adobe/Creative Cloud Packager をダブルクリックします。
2. サインインが求められます。
- Creative Cloud グループ版のユーザーです
- エンタープライズ版、政府機関、または教育機関のユーザーです
グループ版の場合、グループの管理者に指定されている Adobe ID でサインインする必要があります。
※サインインに使用する Adobe ID は、いずれかのアカウントタイプの管理者に指定されている必要があります。
両方のアカウントタイプに対して管理者に指定されている場合、アカウントタイプに応じてそれぞれ個別の Adobe ID が割り当てられています。Creative Cloud Packager は、サインインに使用したアカウントタイプを記憶します。Creative Cloud Packager を一度終了し、再起動した場合、同じアカウントタイプでサインインされます。アカウントタイプを変更する場合は、一度サインアウトしてからアカウントタイプを変更し、再度サインインしてください。
3. 「パッケージの作成」画面が表示されます。
4. ダウンロード用のキャッシュフォルダーを変更する場合は、画面右上のメニューから「環境設定」を選択します。
注意 : キャッシュフォルダーを消去するとダウンロードしたファイルが削除されます。
6. 元の画面に戻ったら、「パッケージの作成」をクリックします。
7. 「パッケージの詳細」画面が表示されたら、必要な情報を指定し、「次へ」をクリックします。
- パッケージ名 : 作成するパッケージ名を入力します。
- 保存先 : パッケージを保存するフォルダーを指定します。右側のフォルダーアイコンをクリックして変更できます。
- 32-bit/64-bit : (Windows のみ)インストールするクライアントコンピューターのプロセッサーに応じて、32-bit/64-bit のいずれかを指定します。混在する場合は、両方のパッケージを個別に作成する必要があります。32-bit パッケージは、64-bit システム上で実行できません。
- ライセンスの種類 : グループ版か、またはエンタープライズ、政府機関、教育機関のいずれかによって、このオプションの表示は変わります(ここではグループ版のみ掲載)。
グループ版の場合 ― 「固有のライセンス認証」 : ユーザーは Adobe ID でサインインして、シリアライズすることができます。メンバーは Creative Cloud サーバーにアクセスすることができ、管理者はライセンスの状況を把握できるようになります。サインインしていない場合は、体験版として動作し、30 日間使用することができます。 管理者はグループ版への招待状をユーザーに送信することができます。招待状を受信すると、メンバーはサインインして、システムに展開されたアプリケーションのライセンスを有効にすることができます。Creative Cloud のサービスにもアクセスできます。ライセンス状況は管理ポータルにおいて更新されます。 - 組織を選択 : 管理者アカウントが複数の組織に関連付けられている場合は、パッケージを展開する対象の組織を選択します。
- パッケージ設定 : (変更)をクリックして、初期設定を変更できます。「Adobe AIR コンポーネント」(Mac OS のみ)、「競合するプロセス」、「Adobe Update Manager の動作」、「Remote Update Manager」、「インストール先」などを設定できます。
- Adobe Creative Cloud : Creative Cloud を集中管理するツールで、ユーザーはアプリケーションおよびアップデートを参照できます。管理者権限の無いユーザーに展開する場合は、このオプションを無効にすることを推奨します。
- 競合するプロセス : 競合するプロセスが実行中の場合、処理を続行するか、中断するかを選択できます。
- Adobe Update Manager の動作 : インストールされたアプリケーションは、毎日午前 2 時にアップデートの有無をチェックします。この処理はバックグラウンドで実行されます。利用可能なアップデートが存在する場合は通知を表示しますが、この動作を変更することができます。
– 「Adobe Update Manager は無効(アップデートの配布は IT が管理する)」 アップデートの自動チェックが無効になります。また、ヘルプメニューの「アップデート」も表示されなくなります。アップデートは組織で管理する必要があります。
– 「Adobe Update Manager を使用した管理ユーザーによるアップデート」 Adobe Update Manager によるアップデートの自動チェックが有効になります。これは既定の設定です。アップデートが無効にされているユーザーのシステムに、このオプションを有効にして展開すると、自動チェックが再度有効になります。
– 「内部アップデートサーバー」を使用 Adobe のサーバーではなく内部サーバーから、自動アップデートのチェックを行うように設定します。この場合、内部サーバーをセットアップし、Adobe Update Manager の参照先を内部サーバーに変更する必要があります。ホストサーバーの情報を格納する XML 設定ファイルへのパスを指定します。詳細については、Using Adobe Update Server Setup Tool*(英語)を参照してください。 - Remote Update Manager : リモートでクライアント上のアップデーターを起動し、管理者権限で実行します。Remote Update Manager を有効にする場合は、このオプションを選択してください。
- インストール先 : 初期設定の場合、Windows の場合はシステムドライブの Program Files フォルダー、Mac OS の場合はシステムドライブの Applications フォルダーにインストールされます。
- 「展開中にディレクトリを指定」 Mac OSでは「展開中にディレクトリを指定」を選択すると、パッケージの展開中に、ユーザーがインストール先を指定できるようになります。Windowsでは「展開中にディレクトリを指定」を選択しても、有効になりません。これは現在の仕様の限界です。残念ながら近日中に対応アップデートの予定がありません。
注意 : Mac OS で Apple Remote Desktop を使用して展開する場合、生成されたパッケージを変更しなければならない場合があります。詳細は、Apple Remote Desktop でパッケージを展開する(Creative Cloud Packager)を参照してください。
8. 「アプリケーションおよびアップデート」画面が表示されます。インストールする製品を選択します。
9. 必要なパッケージをすべて選択したら、「ビルド」をクリックします。
10. アプリケーションおよびアップデートのダウンロード、およびビルド処理の進行状況が表示されます。
11. ビルドが正常に完了すると、「完了」画面が表示されます。
「Build Log」リンクをクリックすると、エラー等の詳細なレポートを確認できます。
注意 : パッケージを作成すると、パッケージの設定ファイル(<パッケージ名>.ccp)が生成されます。このファイルはパッケージと同じ場所に保存されます。内部処理用のファイルのため、変更や削除は行わないでください。
12. 別のパッケージを作成する場合は、「新しいパッケージ」をクリックします。終了する場合は、「閉じる」をクリックします。