Created on | Updated on

GAME JAM STARTER KIT:MODULAR WALL(モジュール型ウォール)

概要

mceclip0.png

本記事では、SideFXが公開している GAME JAM STARTER KIT から MODULAR WALL(モジュール型ウォール)を Unreal Engine を使って解説します。

GAME JAM STARTER KIT のダウンロードはこちらから:
https://www.sidefx.com/ja/tutorials/game-jam-starter-kit/

このツールにより、窓やドアのある壁の作成ができます。 壁のサイズや要素の配置を制御でき、壁を曲げたり、境界を元にそのルックを変更、ランプパラメータで形を整えることもできます。

 

ツールの使い方

mceclip1.png
ツールをロードすると、デフォルトとしてシンプルな壁がシーンに配置されます。

mceclip5.pngmceclip3.png
パラメータ上部の Main Size XY で壁のサイズを変更できます。

mceclip4.png
サイズ変更のパラメータの下に、複数のタブが用意してあります。

Wall タブで壁の制御をし、
Door 以下のモジュールタブでドアや窓を追加・調整します。

 

Wall

mceclip6.png
Wall タブでは、 Style から材質を変えることができます。
Wood とすれば、

mceclip7.png
木の板を打ち付けた壁になります。

mceclip8.png
Style をデフォルト以外に変更すると、更にパラメータが展開されます。

mceclip10.png
Planks multiplier で板の数を変えられます。

mceclip11.pngmceclip12.png
Stones にすれば石が積まれた壁にできます。
パラメータを操作して積み方を変えたり、石の量を変えたり、一部の押し出しをしたりできます。

 

Door

mceclip13.png
デフォルトでは enable doors にチェックが入っていないため、壁にドアは表示されていません。
チェックを入れると、

mceclip14.png
ドアが配置されるのが確認できます。

Position Door でドアを左右に移動させます。
Door Height で高さを、Door Width で幅を変えます。
Amounts doors と Detail line door でドアの見た目を変えることができます。 

mceclip15.png
Round Door にチェックを入れると、丸形のドアにできます。

 

Window

mceclip16.png
デフォルトでは Add window が 0 になってるため、壁に窓は表示されていません。

mceclip17.png
+ボタンを押すとパラメータが展開され、シーンに窓が追加されます。

mceclip18.pngPosition xy で窓の位置を変更し、size xy で大きさを調整します。
Round windows で丸い窓にできます。

Border

mceclip20.png
Border では壁の外枠と、ドアや窓の枠の調整をします。

mceclip22.png
壁の材質を石にしたままで枠組みが木だと、石が枠を貫通してしまいます。

mceclip23.png
Style を Stone に変えると、

mceclip24.png
枠が厚い石になります。

mceclip25.png
各部位の枠を表示させるかどうかも決められます。
Bottom border のチェックを外すと、

mceclip26.png
底の枠が表示されなくなったのが確認できます。

mceclip27.png
Border size で枠の幅を変更し、
Stone distance で枠の押し引きをし、

mceclip28.pngStone Size で枠の石の大きさを変えられます。

mceclip29.png
Merge stones でいくつか石をくっつけることもできます。

mceclip30.png
mceclip31.png
枠を木製に戻すこともできます。

mceclip32.pngmceclip33.png
木製の枠の場合、その形状を profile のカーブランプで制御できます。
ランプの左側が枠の上に対応し、右側が枠の内側に対応していて、カーブで窪みの調整ができます。

Border size, Main border distance, boost profile で枠の細かい調整ができます。

Bend

mceclip35.png
Bend オプションを使うと、壁を曲げることができます。

mceclip36.png
デフォルトでは -90° に設定されています。

mceclip39.png
360° にすれば筒状にできます。
えんとつや塔を作るのに便利です。

mceclip37.pngmceclip38.png
Extra divisions の値を変更させて、曲げた時の滑らかさを調整します。

mceclip41.png
Taperオプションから Enable をチェックすると、壁に傾斜をつけることができます。

mceclip42.png
Taper の値を上げると一方の高さを変え、

mceclip43.png
Squish を変えるとさらに波立たせることができます。

mceclip44.png
Capture region bend で特定の領域だけ湾曲させることができます。

mceclip45.png
Pivot bend はデフォルトで 0 ですが、値を上げると、

mceclip47.pngmceclip48.png
壁の中央から値の程度に従って曲げられます。

mceclip49.png
Bend Length を増やすと、

mceclip50.pngmceclip52.png
より明確に曲げることができます。

デフォルトの壁から独自の変更を加え、複雑なモデルキットを作成できます。
これを利用して、WaveFunctionCollapse ツールのタイルキットを制作することもできます。

WaveFunctionCollapse ツール:
https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/900002370023(修正中)

 

Output

mceclip53.png
Output オプションから、モデルの各部位の色やグラデーションを調整できます。

mceclip54.png
Color Wall, Door, Borders, window でモデルの各部位の色を変えます。

mceclip55.pngmceclip56.pngmceclip57.png
Gradient intensity でグラデーションの調整をします。
グラデーションは法線方向に適用され、0 にするとグラデーションは完全に消えます。

mceclip58.pngmceclip60.png
カラーピッカーを展開して、色を変えられます。
0.3 などの少ない値で十分な結果が得られます。

 

mceclip0.png
このツールで制御できるのは、壁の材質、ドアや窓の配置、湾曲やゆがみなど多岐に渡ります。
ゲームエンジンのアセットを使う Instance 機能こそありませんが、代わりにこのツールでアセットを制作し、ほかのツールで使うことができます。

問題が解決しない場合は、Born Digital サポートまでお問い合わせ下さい。

サポート問い合わせ