Nukeバージョン12.2からフローティングライセンスを使用している場合、一定の期間ネットワークに接続していなくてもライセンスを使用できるローミング機能が可能になりました。
この記事ではローミングをする方法について紹介します。
Nuke12.2がリリースされた後に購入している場合は発行されたライセンスファイルでローミングが有効になっていますが、12.2がリリースされる以前から使用されているライセンスファイルの場合は下記のフォームよりローミング有効なライセンスファイルをリクエストする必要があります。
リクエストする際にはライセンスを購入した会社名、現在使用しているフローティングライセンスのシステムIDが必要になります。
※メンテナンスが有効でない場合は不可
ローミングライセンスリクエストフォーム↓
https://www.foundry.com/nuke-roaming-license
ローミング有効なライセンスファイルが発行されたら現在使用しているフローティングライセンスと入れ替えます。
Foundry License Utilityから再読み込みで新しいライセンスファイルを読み込み再起動すると新しいライセンスファイルとして認識します。
ライセンスでローミングが有効になっているかどうかを確認する方法
Nukeを起動し、メニューの[Help]>[License]を選択します。
Roamingボタンがある場合はすでに有効になっているライセンスです。Roamingボタンが表示されていない場合は無効になっていますのでフォームよりリクエストを行います。
NUKEライセンスをローミングする方法
ライセンスをローミングする必要があるNukeのモードを実行していることを確認してください。ネットワークからはずしてNukeXを使用する必要がある場合は、ライセンスをローミングする前にNukeXで起動します。
- ローミングが有効のフローティングライセンスを使用して、Nuke、NukeX、またはNukeStudioを起動します。
- Nukeのメニューから [Help ]>[ License]>[Roaming]をクリックします。
- ローミングウィンドウで、ローミングする日数を入力し、[Roaming]をクリックします。
- ローミングが成功したかを確認します。
- その後、マシンをネットワークから切り離して、Nukeを引き続き使用できます。ローミングライセンスを使用してNukeを起動すると、テンポラリライセンスと残りのローミング日数に関する警告が表示されます。[Launch]をクリックしてNukeを実行します。
ローミングライセンスを返却する方法
ローミング期間が切れるとライセンスサーバにライセンスが戻ります。ローカルで使用するには再度サーバに接続する必要があります。
- Nukeを起動して、メニューから[Help ]>[ License]>[Roaming]クリックし ます。
- Roamingウインドウで[ReturnRoaming]をクリックします。
- ローミングされたライセンスが返却されたことを確認し、Nukeを終了するとローミングされたライセンスはサーバーに戻ります。
原文については下記のページから確認することができます。