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データの型

「型」とは?:

ICEに限らずコンピュータ上のデータには「型」と呼ばれるものがあります。 ICEではポートの色は入出力されるデータの「型」を示すため、GataDataでパーティクルのPointPositonを取ってくるとアウトポートは黄色になり、Scaleを取ってくると黄緑、IDならば濃い緑と変わります。
インポートにデータを渡す時にたまにポートに接続できないことがありますが、多くの場合はこの「型」が違っているためにおきています。  「型」を理解する事で、多くの問題が解決できます。
ICEでは多数の型が使用されますが、ここでは主だったものをご紹介いたします。

ON/OFF:Boolean
真偽(ON/OFF)を指定します。 ICEのViewValueでは整数の0(OFF-False)か1(ON-True)であらわされます。
SoftimageQA_ICE_Type1a.jpg SoftimageQA_ICE_Type1b.jpg
 
整数:Integer
小数点を持たない整数です。  頂点のナンバーなどがこの型になります。
SoftimageQA_ICE_Type2a.jpg SoftimageQA_ICE_Type2b.jpg
 
浮動小数点数:Scalar
小数点をもつ値で、パーティクルのサイズなどがこれにあたります。 「1」ならばInteger、「1.0」ならばScalarです。
SoftimageQA_ICE_Type3a.jpg SoftimageQA_ICE_Type3b.jpg
 
角度:Rotation
角度を(X,Y,Z)のAxisとAngleで設定します。
SoftimageQA_ICE_Type4a.jpg SoftimageQA_ICE_Type4b.jpg
 
角度(クォータニオン):Quaternion
角度を4次元的に表すものらしいのですが、よくわかりません。 ジンバルロックを起こさずに回転できるので、角度の加減算等の計算時にこれを使用し、Rotationに変換してOrientationなどでオブジェクトに戻します。
SoftimageQA_ICE_Type5a.jpg SoftimageQA_ICE_Type5b.jpg
 
三次元ベクトル:3D Vector
(X,Y,Z)の3つの数字によるベクトルです。 頂点の位置やキネマティクスのスケールがこれにあたります。
SoftimageQA_ICE_Type6a.jpg SoftimageQA_ICE_Type6b.jpg
 
4×4行列:4X4 Matrix
4X4の数値からなる行列で、キネマティクスがこれにあたります。 これをいきなり入力するより、Scale,Rotation,Positionの値をSRT to Matrixで変換して作る方が容易です。
SoftimageQA_ICE_Type7a.jpg
SoftimageQA_ICE_Type7b.jpg
 
色:Color
パーティクルなどの色を(R,G,B,A)であらわします。
SoftimageQA_ICE_Type8a.jpg SoftimageQA_ICE_Type8b.jpg
 
文字列:String
文字列です。 ここで「1」と数字をいれても文字なので、足し算や引き算と云った計算はできません。
SoftimageQA_ICE_Type9a.jpg SoftimageQA_ICE_Type9b.jpg
 
形状:Shape
セレクションボックスから選択して、パーティクルの形状などに使用します。
SoftimageQA_ICE_Type10a.jpg SoftimageQA_ICE_Type10b.jpg
 



 

 

 

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