「型」とは?:
ICEに限らずコンピュータ上のデータには「型」と呼ばれるものがあります。 ICEではポートの色は入出力されるデータの「型」を示すため、GataDataでパーティクルのPointPositonを取ってくるとアウトポートは黄色になり、Scaleを取ってくると黄緑、IDならば濃い緑と変わります。
インポートにデータを渡す時にたまにポートに接続できないことがありますが、多くの場合はこの「型」が違っているためにおきています。 「型」を理解する事で、多くの問題が解決できます。
ICEでは多数の型が使用されますが、ここでは主だったものをご紹介いたします。
真偽(ON/OFF)を指定します。 ICEのViewValueでは整数の0(OFF-False)か1(ON-True)であらわされます。
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●整数:Integer
小数点を持たない整数です。 頂点のナンバーなどがこの型になります。
小数点を持たない整数です。 頂点のナンバーなどがこの型になります。
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●浮動小数点数:Scalar
小数点をもつ値で、パーティクルのサイズなどがこれにあたります。 「1」ならばInteger、「1.0」ならばScalarです。
小数点をもつ値で、パーティクルのサイズなどがこれにあたります。 「1」ならばInteger、「1.0」ならばScalarです。
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●角度:Rotation
角度を(X,Y,Z)のAxisとAngleで設定します。
角度を(X,Y,Z)のAxisとAngleで設定します。
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●角度(クォータニオン):Quaternion
角度を4次元的に表すものらしいのですが、よくわかりません。 ジンバルロックを起こさずに回転できるので、角度の加減算等の計算時にこれを使用し、Rotationに変換してOrientationなどでオブジェクトに戻します。
角度を4次元的に表すものらしいのですが、よくわかりません。 ジンバルロックを起こさずに回転できるので、角度の加減算等の計算時にこれを使用し、Rotationに変換してOrientationなどでオブジェクトに戻します。
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●三次元ベクトル:3D Vector
(X,Y,Z)の3つの数字によるベクトルです。 頂点の位置やキネマティクスのスケールがこれにあたります。
(X,Y,Z)の3つの数字によるベクトルです。 頂点の位置やキネマティクスのスケールがこれにあたります。
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●4×4行列:4X4 Matrix
4X4の数値からなる行列で、キネマティクスがこれにあたります。 これをいきなり入力するより、Scale,Rotation,Positionの値をSRT to Matrixで変換して作る方が容易です。
4X4の数値からなる行列で、キネマティクスがこれにあたります。 これをいきなり入力するより、Scale,Rotation,Positionの値をSRT to Matrixで変換して作る方が容易です。
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●色:Color
パーティクルなどの色を(R,G,B,A)であらわします。
パーティクルなどの色を(R,G,B,A)であらわします。
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●文字列:String
文字列です。 ここで「1」と数字をいれても文字なので、足し算や引き算と云った計算はできません。
文字列です。 ここで「1」と数字をいれても文字なので、足し算や引き算と云った計算はできません。
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●形状:Shape
セレクションボックスから選択して、パーティクルの形状などに使用します。
セレクションボックスから選択して、パーティクルの形状などに使用します。
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